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詩集「三人」
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2008/01/17 |
JAN | 9784062144605 |
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詩集「三人」
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金子光晴・森三千代・森乾さんの親子の詩集ですね。 金子光晴(1895ー1975)詩人。〈夫〉 森三千代(1901ー1977)作家。〈妻〉 森乾 (1925ー2000)早稲田大学教授、翻訳家。 金子光晴さんの家族三人が、戦時中の疎開先での生活から生まれた詩集です。 三...
金子光晴・森三千代・森乾さんの親子の詩集ですね。 金子光晴(1895ー1975)詩人。〈夫〉 森三千代(1901ー1977)作家。〈妻〉 森乾 (1925ー2000)早稲田大学教授、翻訳家。 金子光晴さんの家族三人が、戦時中の疎開先での生活から生まれた詩集です。 三人ともこれが本になるとは思わなかったようです。 解説の原満三寿さん(1940ー詩人、俳人、評論家、金子光晴研究者)は、『人間が肉体から肉体につながっていくように、肉のつらなりてしての家族愛を同心円として、同心円を手探りにして、つぎつぎに人間の皮膚と皮膚とが触れあって広がってゆく、大きな人間愛にまでいたっていることを、私は見逃したくないと思う。』と述べられています。 親子三人の苦渋の選択のなかから生まれでた詩は、まことに人間愛に溢れています。
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暫く積んどいた本。 4年弱に渡る金子光晴と森三千代夫婦の放浪。その間、放っておかれた一人息子、乾。 やがて、乾は二十歳になり、召集令状がくるが、光晴は兵役回避を選び、山中湖の畔で親子三人の隠遁生活が始まる。 その間の三人が手書きで作った詩集とのこと。光晴の詩は他の詩のようにあまり...
暫く積んどいた本。 4年弱に渡る金子光晴と森三千代夫婦の放浪。その間、放っておかれた一人息子、乾。 やがて、乾は二十歳になり、召集令状がくるが、光晴は兵役回避を選び、山中湖の畔で親子三人の隠遁生活が始まる。 その間の三人が手書きで作った詩集とのこと。光晴の詩は他の詩のようにあまり一つのフレーズが長くなく、あくまで妻と子に語りかける語り口。 国や世間に対する言葉も以前の詩のように弾劾するような口調でなく、ともかく自分達を見付けるな、息子をさらっていくなと静かな口調。 三千代夫人の詩は、放浪時代の会えない我が子に坊やと呼びかけるものもある。 光晴のスケッチも何点かあり、本に囲まれ読書する息子の姿が書かれている。 三千代夫人は昔の恋人に対する思いが去りがたくあったらしく、また光晴の詩には彼女を縛りつけた後悔を示す。 世間の普通の親子より緊張感を孕んだ関係だが、親子3人がひっそり親密な時間を得て、静かに言葉を書きつけている。
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本詩集は詩人の中の大家といわれている金子光晴、その妻の森三千代、そして長男の森乾の三人の詩が結集した詩集といえる。詩集の中で親子との会話を交えているようである。
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