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旅をする裸の眼 講談社文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 講談社 |
| 発売年月日 | 2008/01/15 |
| JAN | 9784062759427 |
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旅をする裸の眼
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商品レビュー
3.6
10件のお客様レビュー
これはかなり読み手を選びそうな感じがした。各章は主人公の生活と女優カトリーヌ・ドヌーブが出演している映画の話が出てくるが、最終章はそういった描写はなく、映画の登場人物の名前(ダンサー・イン・ザ・ダーク)から始まるから、現実のお話なのか映画のお話なのか全くわからない(知っている人だ...
これはかなり読み手を選びそうな感じがした。各章は主人公の生活と女優カトリーヌ・ドヌーブが出演している映画の話が出てくるが、最終章はそういった描写はなく、映画の登場人物の名前(ダンサー・イン・ザ・ダーク)から始まるから、現実のお話なのか映画のお話なのか全くわからない(知っている人だけが気づける?)。おそらくそれを狙って書いているんだろうけども。 じゃあ予備知識なしだと何も楽しめないのかというとそうでもないと思う。それは『旅する裸の眼』は社会主義国家のベトナムからドイツやパリを移動し、時代の移り変わりによって変わった価値観(ベルリンの壁崩壊やパスポートなしで移動できるようになった欧州など)を主人公である女性は一歩はみ出た?ところから見た世界を描いている。私たちの眼は必ず何かのフィルターがかかっている。
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セールになっていたので読んでみた多和田葉子作品。映画に人生を狂わされた人の話でオモシロかった。ただ読書筋をかなり要する作品で読むの時間かかった…というのも主人公と映画の登場人物の人生をクロスオーバーして描いていくから夢か現か幻かといった塩梅で今どこの誰の話?となる場面がしばしば。...
セールになっていたので読んでみた多和田葉子作品。映画に人生を狂わされた人の話でオモシロかった。ただ読書筋をかなり要する作品で読むの時間かかった…というのも主人公と映画の登場人物の人生をクロスオーバーして描いていくから夢か現か幻かといった塩梅で今どこの誰の話?となる場面がしばしば。題材となっている女優、映画の知識があれば高い解像度で読むことができて、さらに深いゾーンに辿り着けるのかもしれない。 とはいえ本作がすごいのは主人公はベトナム人で舞台はドイツ、フランスだということ。ドイツ在住とはいえ日本人の小説でこんな作品を読めるのか、という新鮮さがあった。言葉も通じない頼れる人もいない、ほぼ難民のような主人公が映画に没入して役を演じる女優へ祈るかのごとく言葉を寄せる。周りに誰もいなくても映画さえあれば救われる。この気持ちは映画に人生を揺るがされたことがあればビシバシ伝わってくると思う。また序盤で冷戦の背景も時代性を感じることができた点も興味深かった。近過去だからあまり題材になっていない気がするけど、ドイツにとっては西と東で分断していたからかなり大きな出来事だったんだなと改めて。今年は多和田葉子を読んでいくことにする。
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ベトナムの優秀な高校生「わたし」が講演のため東ベルリンに行くが、そこから彼女の運命が大きく変わる。 少女は実在の映画と共に歩み、次第に絡み合っていく。 これでもかと与えられる不幸に、言葉で言い表せない虚しさや絶望を感じた。文章の淡白な響きに救われることもあった。 惜しむらくはその映画をひとつも観ていないこと。映画もだが国家や政治、歴史についても知識があったほうが楽しめる作品だと思う。
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