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ヒトラー・マネー
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2008/01/11 |
JAN | 9784062144711 |
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商品レビュー
3.1
10件のお客様レビュー
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てっきりヒトラーの隠し財産的な話かと思いきや、贋金の話だった。 本物と見紛うポンドを作るために、ユダヤ人を強制労働させるというところ、まったく共感はできないのだが、労務管理として、働きやすさと安全性を優先したというところは、なんというか答えは一つなのだなと感じたところ。 戦後、ポンドの信用が回復しなかったということが、その巧妙さの証左というのがすごい。
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2008年刊。著者は元「TIME」「ヘラルドトリビューン」の海外特派員。WWⅡの戦いは砲火を交えるだけでなく、偽造紙幣のバラマキという経済戦も裏でなされていた。英米も対独戦の一法として検討した敵国の通貨偽造。が、成功したのは独の英ポンド偽紙幣のばら撒き(44年時ポンド通貨量全体の10%以上が贋札)。このアンドレアス作戦がマクロレベルで戦前戦後の英国経済に及ぼした影響は明快に書かれず、むしろ、ガス室送りを遷延すべく、ユダヤ人(含混血)がザクセンハウゼン収容所で真札と違わぬ精巧な偽札を製造した経緯が叙述の主。 そして、偽ポンド札が出回ったのは、例えば①占領下の蘭に残存する美術品(贋作も含む。交易できない独で美術品は不足した金の代用物)の購入費用、②ユダヤ人地下組織に自らの安全保証料として独ユダヤ人(ダブルスパイの趣き)が交付、③中立国・地中海沿岸諸国での武器購入の対価等。少し冗長で、私の関心からずれる偽札ブローカーの動きが細密すぎ。が、偽札を利用したスパイ戦や、何でもありのヒトラーの戦争方針を考える上で、なかなか珍しい一書のように感じる。
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ナチスは強制収容所の労働者を使って、偽札を作っていた。まずはイギリスのポンド紙幣から偽造していた。なぜならポンドの信頼性は絶大だったから。ヒムラーからの命を受けて、SSのクルーガーが偽札偽造のリーダーだった。囚人の中からかつて紙幣印刷や印刷業に関わったことがある囚人らが選ばれて偽...
ナチスは強制収容所の労働者を使って、偽札を作っていた。まずはイギリスのポンド紙幣から偽造していた。なぜならポンドの信頼性は絶大だったから。ヒムラーからの命を受けて、SSのクルーガーが偽札偽造のリーダーだった。囚人の中からかつて紙幣印刷や印刷業に関わったことがある囚人らが選ばれて偽札偽造にあたった。彼らは他の囚人と違って、特別待遇を受けることができた 。また、SSクルーガーも囚人らを重要な任務遂行の使い手として扱い、紳士的に接した。まさに「芸は身を助ける」であった。本物そっくりの紙幣を作ることは、ものすごく難しいことだった。特に産業化を進めすぎたあまり、ドイツが手漉きで紙を作る技術を失っていたことが問題だった。機械製紙と手漉き紙では、繊維の目にはっきりした差異が生じてしまった 。薄くて丈夫なポンド紙幣ができるまで100以上のサンプルを不合格にしていた。最新鋭の印刷機、製本機、写真現像所、製版工房、それに紙幣を数えるための作業室があった。偽のポンド紙幣以外にもパスポートや身分証明書の偽造もしていた 。イングランド銀行の偽装防止の仕掛けをクリアするのがとにかく大変だった。イングランド銀行は、どの紙幣も10万枚刷るごとに、罠を変更しており、5ポンド紙幣には150種類以上の罠があった 。それでも偽ポンド紙幣は完成し市場に流通した。クルーガーは、囚人労働者に「諸君、見たまえ、この札をイギリスの銀行でいくつか見せたところ、どこでも本物だと太鼓判を押してくれたよ。おめでとう。素晴らしい仕事ぶりだ、諸君は私の誇りだ。印刷工場を拡張しなくちゃならないな」と囚人らを賞賛し、ラジオの聞ける拡声器を送った。囚人も偽札作りが続けばガス室送りになることが遠のくので、喜んだ 。
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