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昭和維新の朝 二・二六事件と軍師・齋藤瀏
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昭和維新の朝 二・二六事件と軍師・齋藤瀏

工藤美代子【著】

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昭和維新の朝 二・二六事件と軍師・齋藤瀏

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 日本経済新聞出版社
発売年月日 2008/01/07
JAN 9784532166489

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2011/10/13

「暴力のかくうつくしき世に住みてひねもすうたふわが子守うた」主人公のひとり齊藤史の歌であるが、とても恐ろしく意味深い歌である。 暴力のかくうつくしき世とは、二・二・六事件に決起し、要人を暗殺した青年将校にとって、あるいはその行為を支持する者たちにとってはうつくしいかも知れないが、...

「暴力のかくうつくしき世に住みてひねもすうたふわが子守うた」主人公のひとり齊藤史の歌であるが、とても恐ろしく意味深い歌である。 暴力のかくうつくしき世とは、二・二・六事件に決起し、要人を暗殺した青年将校にとって、あるいはその行為を支持する者たちにとってはうつくしいかも知れないが、暴力は決してうつくしくはないはずだ。史はそれを敢えて歌に詠むことを懼れていない。相当な覚悟がいることであっただろう。そこに彼女の強靭な精神を視る。それにしても、短歌とはこんなに美しく私の胸に響くとは・・・。

Posted by ブクログ

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