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象 村上春樹翻訳ライブラリー
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
| 発売年月日 | 2008/01/10 |
| JAN | 9784124035070 |
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商品レビュー
4
11件のお客様レビュー
カーヴァー最晩年の短編集。最後の「使い走り」が良かった。この作品執筆時点で、自身も同じような運命をたどるのかもとどこかで感じていたのだろうか。
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7つの短編小説と、訳者の村上春樹による回想を含めた長めの解題から構成される。 「引っ越し」 引っ越しを繰り返す厄介者の母は、僕とパートナーの住む町から去ろうとしている。 面倒な母親だが不思議な存在感があり、心に残る。 「誰かは知らないが、このベッドに寝ていた人が」 深夜の間違...
7つの短編小説と、訳者の村上春樹による回想を含めた長めの解題から構成される。 「引っ越し」 引っ越しを繰り返す厄介者の母は、僕とパートナーの住む町から去ろうとしている。 面倒な母親だが不思議な存在感があり、心に残る。 「誰かは知らないが、このベッドに寝ていた人が」 深夜の間違い電話と、夜明けまで続く妻との会話。妻は植物人間になった場合にどうすべきかを夫に問う。 「親密さ」 小説家の男は別れた妻の町を訪れ、4年ぶりに再会する。妻は夫の裏切りを非難し、責め立てる。 「メヌード」 いまの妻と関係を持ったことから前妻と別れた男は、向かいに住む家庭ある女性と関係を持つようになる。 それぞれのパートナーに浮気が発覚し、男は決断を迫られる。 メヌードは友人アルフレードが作ったメキシコの内臓料理。 「象」 だらしない母、別れた妻、ヤクザな男と結婚し二子をもつ娘、大学生の息子にそれぞれ仕送りをする男。さらには失業した弟からも金を無心されるようになる。 男は子どもの頃に肩車をしてくれた父を象のように感じていたことをふいに思い出す。 暗い状況にもかかわらずユーモラスで勢いのある表題作。 「ブラックバード・パイ」 愛する妻は牧場主に連れ去られる馬たちと保安官補とともに、不可解な手紙を残して男の元を去ろうとしている。死をイメージさせるシュールレアリスティックな作風。 タイトルの料理は現実には存在しない。 「使い走り」 チェーホフの臨終までと、最後を過ごしたホテルでの出来事を描く。 作者はこの小説を書いている時点で医者によって癌を宣告されていた。 <解題> 冒頭で出版の経緯や作者の作品群のなかでの位置づけが紹介されたあと、訳者が作者の墓参りと妻のテスに再会したときの回想がつづく。訪れたカーヴァーの部屋ではマーク・ストランドによる「物事を崩さぬために」という詩に偶然出会う。各章の解題は後半に記される。
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カーヴァー最晩年の短篇集。多くの短篇に死の要素が現れる。『大聖堂』などと比べるとどうも自分は淡々と読んでしまった。年を重ねるとより理解できるかもしれない。
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