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“海賊版"の思想 18世紀英国の永久コピーライト闘争
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | みすず書房 |
| 発売年月日 | 2007/12/19 |
| JAN | 9784622073451 |
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“海賊版"の思想
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“海賊版"の思想
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商品レビュー
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3件のお客様レビュー
「〈海賊版〉の思想」 https://ikedanobuo.livedoor.biz/archives/51294546.html
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1774年の英国で、海賊版書店のドナルドソンと大書店のベケットがコピーライトを争った有名な訴訟を扱った良書。当時の裁判の雰囲気が味わえる意味でも面白い。書店がコピーライトを巡って争うのも不思議な気がするが、当時の書店は小売だけでなく、本の制作、流通を含め、出版業全般を担っていた。...
1774年の英国で、海賊版書店のドナルドソンと大書店のベケットがコピーライトを争った有名な訴訟を扱った良書。当時の裁判の雰囲気が味わえる意味でも面白い。書店がコピーライトを巡って争うのも不思議な気がするが、当時の書店は小売だけでなく、本の制作、流通を含め、出版業全般を担っていた。それどころか、書店は学問に関わるあらゆるものを扱っていたという。 本書はたびたび所有権という言葉を著作権の意味で使っている。これは当時の書店主たちがロックの所有権理論からコピーライトを導き出していたからでもある。ただ、現在の法体系では、人の思想にかかる著作権と、物にかかる所有権は別物であるため、少し混乱してしまうかも知れない。 また本書著者はドナルドソンに明らかに肩入れしているため、大型書店主たちにはなかなか辛い評価となっている。大型書店主たちに擁護する点があるとしたら、彼らは企画、印刷、宣伝など先行投資をしている点だろう。わずかであるかも知れないが著者に原稿料も払っている。ただ当時は印税ではなく、原稿は買い切りであったため、どれだけ売れようとも著者にはお金は入らない仕組みである。これをして大型書店主が著者のためというのは欺瞞だと本書著者は弾劾するが、それを言うなら海賊版書店のドナルドソンは買い切りの原稿料すら著者に一銭も払っていないのである。つまりこの裁判では肝心の著者の権利は誰も気にしていないのだ。 本書著者は「おわりに」で現在の著作権を強く批判する。ただ少なくとも18世紀よりは住みやすい世の中になったんだなあと思う。
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イギリスの出版の歴史・スコットランド啓蒙思想・著作権の成立に興味がある人には非常に参考になる本。イギリスの法制史に関する知識は全くないけれど、当時の法廷の雰囲気がわかるのもありがたい。
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