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マイ・ドリーム バラク・オバマ自伝
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マイ・ドリーム バラク・オバマ自伝

バラクオバマ【著】, 白倉三紀子, 木内裕也【訳】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 ダイヤモンド社
発売年月日 2007/12/13
JAN 9784478003626

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2026/08/22

アフリカ系アメリカ人で初のアメリカ大統領を目指すバラク・オバマの自伝。(ダイヤモンド社) 大統領選は民主党ではこのいオバマ氏とクリントン氏の一騎打ちだが、勝敗の帰趨はまだ見えていない。 どちらが大統領になるにしても、「初の」○○という文字がつく。世界的に最も注目されている2人だ...

アフリカ系アメリカ人で初のアメリカ大統領を目指すバラク・オバマの自伝。(ダイヤモンド社) 大統領選は民主党ではこのいオバマ氏とクリントン氏の一騎打ちだが、勝敗の帰趨はまだ見えていない。 どちらが大統領になるにしても、「初の」○○という文字がつく。世界的に最も注目されている2人だろう。 オバマ氏はアフリカ系黒人の父とアメリカ人の白人の母を持ち、黒人として生きる自分の人生の意味を探していた。物語はハワイからインドネシア、シカゴ、そしてケニヤへと移り変わる。 アフリカで父親のかかえた苦悩を知り、父の夢と自分の人生でやるべき目標にめぐりあう。 全部で540ページ、読み応えのあるボリュームであるが、翻訳もすばらしく読んでいて疲れない。オバマ氏が体験し、考え、思ったことが忠実に著されていると思うし、どんな大統領になるのかとても楽しみになる。 大統領選の趨勢はまだわからないが、今のうちに読んでいて損はない、お薦めの一冊だ。 □本書のチェックポイント□ ・ある白人の客が、バー全体に響き渡るような声でバーテンダーにこう言った。「『黒ん坊の隣』に座っておいしい酒は飲めない」と。バーは一気に静寂に包まれ、喧嘩を予期したみんなの目が父に向けられた。父は椅子から立ち上がってその客の席に近づくと、にこりと笑顔を作り、偏見の愚かさやアメリカンドリーム、そして人間の普遍的権利について語ったという。 ・しかし写真に添えられた記事を読むと、まったく違っていた。この男性は皮膚の色を白くするために、自費で化学療法を受け、と書かれていた。白人になりすまそうと思ったことを後悔し、ひどい結果になってしまったと嘆いていた。しかしもう取り返しはつかなかった。アメリカでは、「白人になったら幸せな生活を送ることができる」と謳う広告を見て、何千人もの黒人の男女が彼と同じ治療を受けているという。 ・私は一息入れた、聴衆は静かに私を見ていた、誰かが拍手し始めた。 「バラクいいぞ」 別の誰かが大声で言った。 「真実を話してくれ」 他の人も拍手を始め、私を支えてくれた。私は聴衆の心を掴み、気持ちがつながったと確信した。 ・レーガン大統領や閣僚たちの汚い政治を阻止しなければならない。それには政権交代が必要だ。迎合的で癒着ばかりの議会にも新しい風が必要である。浮かれ気味で自己完結してしまっているアメリカ社会も変わらなければならない。 変化は大きな組織が引き起こすものではなく、草の根レベルで仕事をして変化を引き起こすのだ。 ・『ライフ』誌で皮膚を白くする漂白クリームの記事を見て、初めて感じたあの日以来、黒人が自分の外見を強く意識しているということは重々承知していた。 ・何か具体的な状況(富、安全性、名声)を変えたという意味でなく、自分たちには何ができるのかというヒントを得られたからであり、その気付きによって、成功した直後の高揚感や、その後に味わう失望感なども超えたところで、失った何かを取り戻そうを思わせる力を与えられたからである。 あのバスでの体験が、私を突き動かしたのだ。そして今もそれは変わっていないと思う。 ・貧しい物乞い立ち。神に見放された国々。 私は過去にも感じたことのある憤りを感じながら、本を閉じた。どこにもやり場がないために、怒りは一層助長される。 ・私はしばらくの間ずっと、二つの墓石の間に腰を下ろし、涙を流した。そしてそれが枯れると心が穏やかになった。ついに私の人生の輪が完結したのだ。自分が誰なのか分かり、自分にとって大切なものは、もはや単に知性とか義務といったことではなく、言葉で揚言できるものでもないということに気付いたのである。

Posted by ブクログ

2024/01/16

ミシェル夫人の伝記を読んでオバマ氏にも興味がわき読んでみた。もちろん大統領就任時はとてもインパクトがあったが、ミシェル夫人の側から見たオバマ氏というのがなんだかとてもかわいらしく見えたのだった。 本を出すきっかけは、ハーバードロースクールで「ハーバードローレビュー」誌の黒人初の...

ミシェル夫人の伝記を読んでオバマ氏にも興味がわき読んでみた。もちろん大統領就任時はとてもインパクトがあったが、ミシェル夫人の側から見たオバマ氏というのがなんだかとてもかわいらしく見えたのだった。 本を出すきっかけは、ハーバードロースクールで「ハーバードローレビュー」誌の黒人初の編集長になると、出版社から本を出す依頼が来て、出版社から前渡金を受けて執筆にとりかかった。卒業後1年で書き上げるつもりが、なかなか書けず結婚後数年経ち、結局母親がバリ島に部屋を借り、そこで書き上げた。ミシェル氏の伝記だと、「え~っ、そんな契約してたのあなた」という感じである。 最初は、人種問題について独自の視点を述べよう、そこに自身の個人的な逸話も入れて、としているうちに時間が経った。そうして出来上がったものは、私の内なる旅の記録、父を追い求め、アフリカ系アメリカ人としての人生に現実的な意味を求めた青年の心の旅である、とまえがきにある。 ロースクールのインターンとしてミシェル氏の勤める法律事務所に現れたオバマ氏は、もう出来上がっていて完璧な人間だった、と記している。そして頭の中の許容力がとてつもなくて何でも覚えてしまうらしいのだ、と優秀なミシェル夫人をして驚きの言葉が記されている。そして人種の壁をも超越しているように映った。ミシェル夫人の本では、ハワイで育ったりしたせいでミシェル夫人のような貧しい黒人コミュニティ育ちではないからそれほどの軋轢はなかったのかな、という印象も受けた。 だが、幼少時から、まさにミシェル夫人と出会う直前までが記されたこの本では、「真っ黒な父と、真っ白な母」、不在の父、母や母の祖父母が語る父の思い出話との間で、一体自分は誰なのか? と自問し苦悩する姿が描かれていた。 そして大学を卒業し、シカゴでのコミュニティーワーカーを経て、父の地ケニアに行き大勢の親族と出会い、自己の足場ができたように見える。 ハワイでの幼少時、母の再婚に伴い6歳でインドネシアに渡っての生活、5年生でハワイに戻り今度は祖父母との生活、カリフォルニアとニューヨークでの大学時代、卒業後シカゴでのコミュニティ・ワーカー時代、そしてハーバード・ロースクールに行く決意と、ケニアへの旅が記される。 高校生の頃、銀行に勤める祖母が普段はバスで行くのに祖父に車で送って行ってと祖父と口論している。ならボクが送るよ、というと祖父はそういう事ではないんだ、という。祖母はバス停で目の前に立った黒人男性が怖かった、というのだ。祖父はそれに怒っていた。 これはミシェル氏が大学の寮で同室の白人女性の母親が大学に言って娘を別室に移動させた、という事とは異なる。ミシェル氏は確固たる黒人だけの家族とコミュニティがバックにある。が、オバマ氏は、黒と白とで自身の中で分断されているのだ。ニューヨークへのコロンビア大学への編入もすぐ近くに黒人街のある所に住める、という理由があったとある。 しかしオバマ氏はやっぱり親族の愛を目いっぱい受けていたと感じる。バス停口論での祖父の愛。そしてケニアでも異母兄弟たちも叔母たちも、とても会いたかった、と受け入れてくれる。 オバマ氏が父と接したのは、10歳の時に1か月だけハワイに滞在した期間。でもその時小学校の先生がケニアに行った事もある人で、父を教室に呼んで皆の前で話をするようにした、というのだ。それを聞いて目の前が真っ暗になったオバマ少年だが、話が終わるとクラスメイトからは、「きみのお父さんてすごいんだね」と言われる。 オバマ氏の父は優秀だったが、ケニアに帰国後は政府の仕事をしていたが歯に衣着せぬ物言いで、仕事を干され経済的にも困った時期があったようだ。親族の希望の星だったようだ。が、強引でもあり、最後のケニア行きの場面では、姉は父のことを「あのオヤジ」と呼び、「超えるべき存在」だったのかな、強烈な存在感があった人なのかな、と感じた。 6歳でハワイからインドネシアに行く時、羽田経由で日本に3日滞在し、鎌倉の大仏を見て、山の中の湖を走るフェリーで抹茶アイスを食べた、とある。 1995年に発表され、2004年に再版。読んだのは2004年版。2つの前書きがある。 1995発表 2007.12.13第1刷 2008.12.12第6刷 図書館 「アメリカン・ビュー」(アメリカ大使館公式マガジン)にバラク・オバマの半生の記事 父との写真あり。10才の時にハワイに来て1か月過ごした時の写真だと思われる。 https://amview.japan.usembassy.gov/barack-obama/

Posted by ブクログ

2022/10/21

オバマ氏の生い立ちからシカゴでコミュニティ・オーガナイザーになるまでの青春時代の本。 ケニアに父親の親族を訪ねていき、アイデンティティを探る旅でもある。 極めて現代的なアメリカ人であるオバマ氏のルーツが、どこか複雑でありながらリラックスしたものであることが理解できる。

Posted by ブクログ

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