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となりのウチナーンチュ
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 理論社 |
発売年月日 | 2007/12/12 |
JAN | 9784652079225 |
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商品レビュー
4
12件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
めっちゃいい小説だった…。 ウチナーンチュとナイチャーの不登校女子2人の友情を描く、だけじゃなくて沖縄の風土や文化、そこで暮らす人たちの感覚まで盛り込んでいるから沖縄の勉強にもなる。こういう空気感が好きな人はさっさと沖縄に住めばいいんじゃないかな。
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沖縄のことが、住民目線からわかった。 台風対策の大変さとか。 琉球舞踊の先生がときどき作ってくださる薄いお好み焼きが、ヒラヤーチーという名前だということもわかった!
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沖縄で作家志望の父親とふたり暮らしの彩華は、ある朝置物のカエルの声を聞く。カエルは神だと名乗り、隣に引っ越してくる人と会うことで彩華の人生が面白くなると言う。 少し不思議な現象を扱いながら、16歳の少女の抱える問題や沖縄の日常を真っ直ぐ描いています。 母親の過干渉、いじめられてい...
沖縄で作家志望の父親とふたり暮らしの彩華は、ある朝置物のカエルの声を聞く。カエルは神だと名乗り、隣に引っ越してくる人と会うことで彩華の人生が面白くなると言う。 少し不思議な現象を扱いながら、16歳の少女の抱える問題や沖縄の日常を真っ直ぐ描いています。 母親の過干渉、いじめられていた友達を救えなかった後悔、クラスメイトや学校に馴染めなかったことなどなど、どれもひとつだけでも大きな問題ですが、それを受け止めると決めた心と周りの人たちの支えで乗り越える姿に焦点が当てられています。なので、あっさりとしているようにも見えますが、自分がどう向き合うかが、この作品での主幹なのでしょう。 沖縄の日常も、基地問題や貧困問題などをサラリと書き、そのもの自体には深入りしていません。しかし引っ越してきた親子にとって沖縄に来たことが救いになった。そのことが大切なのでしょう。観光地も青い空も伝統文化も出てきませんが、そこにはまぎれもない沖縄があります。
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