自分に何ができるのか？答えは現場にあるんだ 青年海外協力隊アフリカの大地を走る

山田耕平【著】

• 販売会社／発売会社: 東邦出版
• 発売年月日: 2007/12/10
• JAN: 9784809406614

商品レビュー

2022/03/31

なかなか面白い

[歯の抜けた剣歯虎]

本日、同じ様にアフリカのガーナにＪＩＣＡのボランティアとしてガーナに赴任した女性の本「ガーナは今日も平和です」を酷評したが、こちらは高評価である。アフリカ南東部に位置する内陸国マラウィ。存在自体を知らない日本人も多いと思われる国であるが、そんな所にも人は住んでいるし、その国なりの都会は有るし、日本人も居るというのが分かる。作者が、動いた経路が分かる地図が付いているのも高評価である。正直マラウィ辺りが発展するには、海側の隣国との道路整備、ザンベジ川の発電による電力供給等、インフラの整備が必要だろうが、マラウィ国にそんなお金は無いだろう。それでも彼等は、彼等なりに幸せに生きて行くんだろうなと思わせる本である。著者のその後を知りたいと思わせる。

2020/08/11

はじめに、の言葉で、心から気づく。
コロナ禍で、海外に行けなくなって、やっと気づく、その場所に『行く』意義、意味。
ネットで、youtubeで、VRで海外に行ける。
けどそれは、誰かのフィルター越し。自分のフィルター越しにみたい。知りたい。それが、私にとって本当の、その場所。人によって見る場所、気づくもの、視界に入るものは違う。
見るだけで、聞くだけで、肌に感じる風も含めて、自分で編集している。
人の編集じゃなく、自分の編集で見たい。

久々に、ディマクコンダ、聴きたくなった。

2014/09/16

青年海外協力隊でマラウイに行ったコウヘイ君の手記。彼が声をはずませて直に語りかけてくるような文章がいいです。世界が見捨てたアフリカの姿をぜひ日本の若者に見て欲しい。マラウイは私も大好きな国。