トンネル(上)

ロデリックゴードン, ブライアンウィリアムズ【著】, 堀江里美, 田内志文【訳】

• 内容紹介: 14歳の主人公・ウィルはロンドン郊外に住む、遺跡や発掘が好きな少年。ある日、自らが密かに掘り進めていたトンネルで、考古学者の父・バローズ博士が忽然と姿を消してしまう。ウィルは友人のチェスターとともに、父を探すべくトンネルの奥深くへと入っていく。トンネルの先で彼らが見たものとは!?ポスト『ハリーポッター』とも言われる、謎とスリルがいっぱいの全英大ヒットファンタジー！
• 販売会社／発売会社: ゴマブックス
• 発売年月日: 2007/12/04
• JAN: 9784777107803

商品レビュー

2012/01/21

出だしがワクワクするし、テーマはすごくいいのに、前半前置きが説明的でやたらに長く、退屈極まりない。後半はスピード感があって、おもしろい。惜しいです。

2012/01/17

文章がやや読みづらいが、独特の色合いや匂いが感じられる。少し暗い感じなのは、穴の中が多いからか影のある人物が多いのか。妹が不思議な存在感。下をとりあえず期待。

2011/03/15

帯の「ハリー・ポッターの後継者はこの本だ」というコピーに惹かれて購入。
冒頭部分を読んで「読みにくい…」と感じたのでしばらく積んでいた。

面白くなるまで、かなり根気がいる本だと思う。

説明が多く、その上まわりくどい。
半素人が書いたのかな、と思える文章。
（直前にルイス・サッカーを読んでいたから余計そう思うのかも。）
原作を読んでいないのでなんとも言えないけど、翻訳が若干ぎこちない感じがする。
「安ピカ」とか「サムライ労働者」とかピンと来ない訳語がある。

内容は、小説というより、映画のシナリオのよう。
（著者のプロフィールを見れば納得するかも。）
冒頭からの展開なども、ハリウッド映画によくあるパターンで、分かりやすい型にはまっている感じ。

序盤は盛り上がらず、説明文ばかりで飽きながら読んだが、終盤で徐々に盛り上がってきた。
文章も少し読みやすくなった…気がする。

対象年齢が９－１２歳ということだけど、子どもが読むと軽いトラウマになりそうな凄惨な描写が多い。
（ホラー好きな子なら大丈夫…かな？）
内容もわくわくすると言うより、暗澹たる気持ちになりそう。

ただ、地底に広がる世界の全貌が見えてくるにつれ、先が知りたくてどんどんページを繰ってしまった。

終盤は面白く読めたので、★は３つ半くらい。