悩まない 超「往生」論

ひろさちや【著】

• 販売会社／発売会社: 小学館
• 発売年月日: 2007/12/04
• JAN: 9784093877503

商品レビュー

2022/05/27

まず挙げられるのは、日本社会の高齢化に伴い、社会全体が高齢者を利益追求のターゲットとにし始めていると言うことでしょう
もっと、人が人として幸せに生きられる社会があるはずです
死の恐怖を克服する必要もありません。死の恐怖と言うのは、人間が人間であることの証なのです
「生きる権利」なんてない「生かしていただいています」がいいのです
人は経験を伝承するからこそ、年寄りも生きている意味があるのです
そもそも人の体は、数10兆個の細胞からできており、それが分裂と増殖を繰り返しています。ところが、幾度と無く、分裂増殖を繰り返しているうちに、遺伝子に突然変異が生じ、がん細胞を生み出してしまうのだそうです
穏やかな自然の中で生まれた老病死はこそ人間本来の姿であり、受け入れるべきものと捉えています
加工。未来を願うな。箱が既に捨てられた。未来はまだやってこない
他人に寛大になり、他人を赦すことこそ、老人が生きていくべき王道です

2014/12/13

図書館でたまたま手にした本。

「悩まない」というタイトルですが、悩みをあっさりと悩むことによって、悩まないでおられる秘訣・・が著者の切り口で説かれています。
宗教の教えをもとにしていたり、古来からの人間の摂理や現代社会のカラクリを俯瞰した上で説いており、私の中では新しくて目から鱗の学びがあったり、共感した部分が多かった。
ピンとこない部分、それは共感できそうにないなー・・と思うところもあったけど、それも含めて面白かった。

宗教の教えには興味がなかったけれど、仏教が身近に感じた。
たぶん、又読み返してみたいと思うと思う。

中高年の私にとっては、肩に入っている力を抜くことができる本・・という感じでした。
中高年以降に響く本かな。

2013/03/20

強者ばかりの社会よりも弱者、敗者も混在する社会こそ発展する余地が大きい。
そもそも世の中に勝ち組とか負け組なんていない。
敵を味方にするよりも、味方を減らさない。
心のゆとり