隣の彼 ミリオンC Hertz

木下けい子(著者)

• 販売会社／発売会社: 大洋図書
• 発売年月日: 2007/12/01
• JAN: 9784813051046

商品レビュー

2012/03/16

だいぶ良い。

[ゴロー]

一浪して手に入れた夢の東京でのキャンパスライフ。松田くんが引越しのあいさつに隣りを訪れると、無精ひげでジャージ姿の男と小っちゃい女の子の組み合わせで――！？

なかなか良かったけど、松田くんがあり得ないくらいプライベートを突っ込んで聞くのと、アパート周りで何やってんのアンタ達！！と思うぐらい大きい声出したりキスしたり。最後、八乙女がなんで松田くんにオチたのか、もうちょっと彼の心の機微が表されてるといいなと思った。なんか飄々としてる分あんま嬉しそうにも見えなかったもんで。八乙女みたいなのには松田くんぐらいずけずけ入り込んでくる人が合うとは思うけど、なんかその後幸せが長く続くのが想像できない組み合わせでした(-_-;)

2022/09/12

はい、すきー！木下けい子先生大好きなもんでね〜
隣人同士の恋、年の差。大学生の受けがワンコでグイグイいくのかわい。攻めがワケあり子持ちだけどちょっとミステリアスな雰囲気漂ってて大人や。

2018/07/08

　田舎から東京のアパートに引っ越してきた松田の隣人は、八乙女という名の無精ひげの怪しい男。
　おまけに、子供が一人いるのだが、その子供は、八乙女のことを「パパじゃない」と言う。なにやら訳ありの家族に、松田は近づかないことにしよう……と思うのだけれど、端々で見せる八乙女の優しさや、弱さに次第にほだされていく……

　という感じの話でした。
　個人的には、子供を手放しちゃったりの山あり谷ありはあるんですが、もう少し、突っ込んだ内容でもよかったんじゃないか、と思ってしまいます。
　表面をふんわり撫でて、そんなこんなで最後は丸く収まっているんですが、収まっている後のことも読みたいし……とか思ってしまうと、この一冊で終わりは、ちょっと惜しいかなあ……と。
　まあ、BLはそもそもにして、一冊同じ話で通してくれることが少ないので、そうなってくれていた時点で、御の字なのかもしれませんが、やっぱり、個人的な趣味として、「いろいろ読みたい」よりも「しっかり読みたい」が優先されてしまうので、ちょっともったいなかった……と思ったりもします。
　でも、充分に登場人物の心の動きとかそういうのは楽しめると思います。