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ノヴェンバー・ジョーの事件簿 論創海外ミステリ71
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 論創社 |
| 発売年月日 | 2007/11/25 |
| JAN | 9784846007546 |
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ノヴェンバー・ジョーの事件簿
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ノヴェンバー・ジョーの事件簿
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商品レビュー
3.5
4件のお客様レビュー
■森のホームズ 「カナダの森のシャーロック・ホームズ」という表現がまさにピッタリな探偵であり、作品。 探偵役のノヴェンバー・ジョーは超観察眼をもち、ワトスン役のクォリッチ(や読者)を置いてきぼりにしつつ事件を解決しまくっていくという、その探偵術や物語の作りがそっくり。 ホームズと...
■森のホームズ 「カナダの森のシャーロック・ホームズ」という表現がまさにピッタリな探偵であり、作品。 探偵役のノヴェンバー・ジョーは超観察眼をもち、ワトスン役のクォリッチ(や読者)を置いてきぼりにしつつ事件を解決しまくっていくという、その探偵術や物語の作りがそっくり。 ホームズとの違いとしては、舞台は常に森に関する場所であるという点や、ワトスン役に対し常に敬語で、物腰が柔らかい、といった点か。 ■作品全体 ノヴェンバー・ジョーが提示する推理は、「それ以外にもパターンあるのでは?」と思わないこともないが、全体として納得できるものだと感じた。 特段「これは傑作だ!」というものもなければ「これは酷い」というものも無いという印象で、良く言えば当たり外れの落差が無い。 推理についても「なるほど!」となる部分が多少ならずあり、ホームズ時代の作品同士で比較したとき、自分としては結構好みに入る作品だった。 同じ「未開拓地」を舞台とした「アブナー伯父」よりも、個人的にはこちらの方が好み。
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ホームズのライヴァルの中では若い方だろう。解説でジョーは字は読めないのでは?とあったが、ワトソン役のクォリッチと手紙や電報のやり取りはしているので、一応の読み書きはできるんじゃないかな。読書の習慣がないことは確かだが。本からではなく、あくまでも森の生活から得た叡智と観察力を活かし...
ホームズのライヴァルの中では若い方だろう。解説でジョーは字は読めないのでは?とあったが、ワトソン役のクォリッチと手紙や電報のやり取りはしているので、一応の読み書きはできるんじゃないかな。読書の習慣がないことは確かだが。本からではなく、あくまでも森の生活から得た叡智と観察力を活かした探偵ということだろう。さしもの名探偵も恋の選択には悩むんだな。
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カナダの森林地帯で鹿狩りのガイドをする青年ノヴェンバー・ジョーが、大自然の中で起こる犯罪を解く連作短編集。 ホームズのライヴァルたちの中でも異色の存在だが、作中のセリフにあるように「そもそもシャーロック・ホームズが得意としていたものは、森の男にとってはごく普通の日課だということを...
カナダの森林地帯で鹿狩りのガイドをする青年ノヴェンバー・ジョーが、大自然の中で起こる犯罪を解く連作短編集。 ホームズのライヴァルたちの中でも異色の存在だが、作中のセリフにあるように「そもそもシャーロック・ホームズが得意としていたものは、森の男にとってはごく普通の日課だということを忘れてはいけない。観察し、推理することは、森の男の日々の生活にとって不可欠なことなんだ」というわけで、彼に犯罪現場の足跡や痕跡を読み解く力が備わっているのは自然なこともかもしれない。 設定は異色でもジョーの人柄は男前で落ち着いた好青年、誰にでも好かれるアクのないキャラである。そして現場から丹念に犯人の痕跡を読み解いて追跡するので、全体としてはソーンダイク博士のような印象で、上質な古典本格の味わいだった。
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