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神さまの話 新潮文庫
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神さまの話 新潮文庫

リルケ【著】, 谷友幸【訳】

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神さまの話 新潮文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2007/12/01
JAN 9784102175040

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商品レビュー

3.7

15件のお客様レビュー

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2026/07/31
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※このレビューにはネタバレを含みます

なんとも、不思議な物語、としか言いようが無い本だった。 面白いとかためになるとか、その様な単純明快で浮薄な感じではなく、ただ心にさざ波を立てて、かと言ってなにか結論を出すでもなく、そのままに終わっていくような感じ。 ある意味では、原初の物語とはこうであったのかもと思える。何かの目的があってではなく、ただ語られる事を目的とした物語。 たぶん、リルケは物語としてではなく詞としてこの物語を書いたのであろう。個人的には、読後感がどこか「海潮音」に似ていると感じるのもそのせいかも知れない。 神さまの話、と言いつつも、描かれるのは明確に神が出て来る話ではなく、良い意味でぼんやりとした、原初の信仰のようなイメージで神を捉えている話も多いと感じる。 また、神を明確に描いている話でも、全能と言うよりも、時折うっかりしたり感情を露わにしたりといった人間味(と言って適当か分からないが)ある存在として描かれていて興味深い。 リルケにとっては、神とはこのような人間くさい存在、それ故に誰にでも親しめる存在であり、決して祭り上げられるものではなかったのだろうか。 特に「石に耳を傾けるひとについて」の神は、全能者でありながらミケランジェロの考えを尋ね、空の上の存在でありながら石の中にもミケランジェロの中にも、それぞれの限界を保ちながら居ると言う、なんとも不可解な、それなのに人間くさい存在として描かれていて、意図が図れるようでいて同時に掴みどころが無い。 無限と有限、偏在と局在を同時につつみこめるような、あらゆるところにいるある種アニミズムの神のような存在のイメージなのだろうか。 たぶん、私にとっては、しばらく経ってふと気になって何度でも手に取るような本であるような気がする。その点でも海潮音に何処か似ている。 特に興味深かったのは、 「神さまはいかなる思し召しでこの世に貧しいひとびとをお造りになったか」 「石に耳を傾けるひとについて」 「死についての物語ならびに筆者不明の追記」 「闇にきかせた話」

Posted by ブクログ

2026/03/01

120年前に書かれ、70年前に翻訳された小編がこんなに身近に感じられるなんて。神さまは今もいろんな場所にいらっしゃるのだろう。それはウクライナかもしれないし、ガザかもしれない。テヘランかもしれないし、うちの近くかもしれない。 (「正義のうた」79〜80ページ) どこかの戸口でも...

120年前に書かれ、70年前に翻訳された小編がこんなに身近に感じられるなんて。神さまは今もいろんな場所にいらっしゃるのだろう。それはウクライナかもしれないし、ガザかもしれない。テヘランかもしれないし、うちの近くかもしれない。 (「正義のうた」79〜80ページ) どこかの戸口でも開いたのか、犬が、近くで、けたたましく吠えました。それを機に、アリョーシャは、銃を肩に担うと、力強い足どりで、どんどん歩きだしました。夜の明けぬうちに、先の男連中に、追いつこうと、おもったからです。家のほうでは、みながみな、アリョーシャのいないのに気づかぬような、ふりをしていました。ただ、一家の者が、ふたたび、食事につくことになって、ペーテルが、空席に、眼を留めたときです。ペーテルは、もう一度、食卓を立って、部屋の片隅へゆき、一本の蝋燭に火をともして、聖女ツナメンスカヤに供えました。ひどく細い蠟燭でした。

Posted by ブクログ

2025/09/23

今って感じじゃなかったけど図書館で借りてきたの全部読み終わったから手持ちの積読本に手をつけた次第。 初のリルケ、最初頭に全然入ってこないし何故かすごく読みにくくてびっくりしたけど途中から読めるようになってびっくり!それでもちょっとよくわかんなかったけどねー笑 わかりやすい「ど...

今って感じじゃなかったけど図書館で借りてきたの全部読み終わったから手持ちの積読本に手をつけた次第。 初のリルケ、最初頭に全然入ってこないし何故かすごく読みにくくてびっくりしたけど途中から読めるようになってびっくり!それでもちょっとよくわかんなかったけどねー笑 わかりやすい「どうしてロシアへ裏切りなどがやってきたか」が一番よかったかな、まさに教訓!! 作品全体としてはこの神様!というよりかは自分がよりよくあるための信仰先としての神様って感じでそこは良かったと思う。 また図書館行って色々借りてきたからぼんぼこ読むぞい読書の秋だぞい〜!

Posted by ブクログ

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