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舞え舞え蝸牛 新・落窪物語 文春文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 1979/10/09 |
JAN | 9784167153137 |
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舞え舞え蝸牛 新・落窪物語
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舞え舞え蝸牛 新・落窪物語
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商品レビュー
4.2
11件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
以前に同じ作者の『おちくぼ姫』も読んだのに、今度は『新・落窪物語』を読みました。 最近ネットのCM動画で流れてくるマンガのあれもこれもが継子いじめの話で、源氏物語よりも古いこの作品の面白さというのは、古今東西を問わないものなんだなあと思います。 重々内容をわかっていても、読む手はとまらず、久しぶりに布団の中で時間を忘れて読みました。 やっぱり、どんな辛い境遇にあっても見ている人は見ていてくれているという安心感なのかしら。 なぜサブタイトルが『新・落窪物語』なのかというと、後半の右近の少将が継母である北の方に復讐する部分が結構えげつないから、現在の人の気持ちに沿うように大団円にしてめでたしめでたしにしたから、のようです。 グリム童話なんかも原作は結構えげつないはなしですが、最近のはハッピーエンドで終わりますもんね。 田辺聖子の文章はとても読みやすくて、平安の貴族の暮らしなんて全然分からなくても大丈夫。 ちゃんと登場人物たちの感情に同調しながら、物語世界を堪能することができます。 といっても当時の上流貴族たちには下賤な話とうつったようで、枕草子でも評価は高くありませんし、源氏物語でも触れられていません。 でも、源氏物語のをほうふつさせるエピソードなどもいくつかあり、結局みんな好きなんじゃん、と思いました。
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同著者の「おちくぼ姫」を読んで、もうすこし登場人物の心境を詳しく知りたいなと思いこちらを購入。 こういうハッピーエンドの話大好き。 そして少将様がイケメンときたら女の子は憧れます。久しぶりに恋愛物がよめて良かった。
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●年ぶりに再読。 大人になって読み返すと、いろいろなことに気がつきます。 落窪姫の境遇の厳しさ。着物も食べ物も十分に与えられなくて、本当に冬はたいへんだったろうな、とか。 北の方のやり方はまちがってはいるけれども、 血のつながらない、そしていっこうに心を開こうとしないこどもを前にして戸惑いを覚えただろうな、とか。 王子様にたすけてもらって幸せになる、というストーリーにだけに目がいっていたあの頃の私、若かった。
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