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大学改革 その先を読む 立教大学「大学教育開発・支援センター」連続セミナー講演記録
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 東信堂 |
発売年月日 | 2007/10/30 |
JAN | 9784887137882 |
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大学改革 その先を読む
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商品レビュー
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明治以来の大学の歴史を鳥瞰しているようなところがります。明治7年に出来た立教大学で働き、「立教学」 という授業があるからでしょう。聖公会が「学識ある真摯な信徒を持つ」ために開学したという経緯は面白いです。 一方、大学の歴史の中で、帝国大学の開学の目的に「国家の須要ニ応スル学術技芸...
明治以来の大学の歴史を鳥瞰しているようなところがります。明治7年に出来た立教大学で働き、「立教学」 という授業があるからでしょう。聖公会が「学識ある真摯な信徒を持つ」ために開学したという経緯は面白いです。 一方、大学の歴史の中で、帝国大学の開学の目的に「国家の須要ニ応スル学術技芸ヲ教授しその「蘊奥ヲ攻究スル」という表現には改めて、日本の富国強兵のために設置されたことを痛感します。大学職員論があるのに、大学教員論がないのはなぜか?説明には思わずにっこりするくらい、説得力があります。今では大学教員も掃いて捨てるほどおられるからです。
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寺﨑先生2冊目。 自校教育について 「……語らなければならないことが二つあるとも言いました。一つは、二〇年間でその大学の中の学生はどう変わってきたかを、正確に話すこと。学生たちは、自分たちの先輩がどうだったかを大変気にしているからです。もう一つは、その大学で教員である自分はなぜ働いているかです。この点を学生は知りたいのです。どの大学にも、頑張って教えている先生がいる、ということを知るだけで違うと思います」(65頁) 大学の教員について(著者は大学院の教員について述べている箇所だけど) アメリカの理系の大学院に留学した人の話から。 「……〔アメリカの大学院の〕教員は必ず講義をすることになっているそうですが、大学院の教授に求められる資格は、『質問が出るような話ができるか』ということだったと語っています。アメリカにも積極的に質問しない学生はいる。そうした学生ですら質問したくなるような話ができるか。それとも質問なんて思いつかないような話しかできないか。相当厳しい条件ですが、それが大学院教員の大事な資格だったと言っています」(75頁)
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編集でかかわっている翻訳本が次回、この出版社(東信堂)から出るため、社長とお話しに行った際、私が高等教育マフィアだということでいただいた本。 立教大学の先生で、立教の取り組みをところどころに含めて書いていて、 著者が「東大を頂点とする知の序列」に対極する位置に、日本における「立...
編集でかかわっている翻訳本が次回、この出版社(東信堂)から出るため、社長とお話しに行った際、私が高等教育マフィアだということでいただいた本。 立教大学の先生で、立教の取り組みをところどころに含めて書いていて、 著者が「東大を頂点とする知の序列」に対極する位置に、日本における「立教」という私学の位置付けているのが興味深かった。 現在の大学問題の重要テーマを考えるための導入としては、読みやすくていい本だと思う。 私が面白いと思ったのは、日本中の多くの学生が「不本意入学者」であるという指摘。 そして、あるテーマをかんがえるとき、名詞で考えるな、動詞で考えろ、というエピソード。動詞で考えることこそで、オリジナリティを追求することができると。 これは研究を行う上でも重要な視点なのではないかと思いました。
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