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マーガレットとクリスマスのおくりもの
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | あかね書房 |
発売年月日 | 2007/11/14 |
JAN | 9784251000033 |
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サンタクロースもトナカイも登場しない、植田真さんによる斬新な設定が魅力のクリスマス絵本は、サンタに憧れる少女「マーガレット」が何かをあげたい立場にいながらも、実は何かを求めていたことに響くものがあった、クリスマスを通して温かい気持ちになれる絵本だと思う。 植田さんの絵は、以...
サンタクロースもトナカイも登場しない、植田真さんによる斬新な設定が魅力のクリスマス絵本は、サンタに憧れる少女「マーガレット」が何かをあげたい立場にいながらも、実は何かを求めていたことに響くものがあった、クリスマスを通して温かい気持ちになれる絵本だと思う。 植田さんの絵は、以前読んだ湯本香樹実さんの「わたしのおじさん」を思い出し、その白を基調とした、一見、穏やかな静謐さを漂わせた世界の中だからこそ、僅かな比率で一つ一つ点在するカラフルな色や、反転させて黒を基調とした場面がより鮮やかに映え、更に絵本を縦に大きなサイズにして、ゆったりとした余裕ある空間を作り出すことで、それぞれのキャラクターの存在感を際立たせた点には、植田さん自ら創り出したそれらへの愛に溢れている様が、ひしひしと伝わってくる。 そんな中、マーガレットをサンタクロースと慕う、くるみ割り人形の名前が「ルドルフ」でありながら、トナカイの代わりとなるのが彼ではなくて種類も分からぬ鳥たちという、軽妙洒脱な様も印象的。 しかし、くちばしと脚の色だけが異なるような鳥たちが、名前を与えられると喜ぶことや、終盤のまるで実際に手に取ることができそうな現実感のあるものを絵で作り出す点に垣間見えた繊細な優しさこそが、植田さんの素顔なのではないかと私は思い、それはプレゼントをあげる相手も含めて、普段無意識に蔑ろにしているような、誰も気にかけない点をとても大切にされている印象があるからこそ、読む人によっては地味に感じられるかもしれないお話であっても忘れられないものを見せてくれた、そんな感慨を抱くことができたのだと思う。 そして、その最たるものとして私が挙げたいのが、プレゼントをあげるために解いた紐が鳥の脚に結ばれている描写であり、ここまで徹底的に細かいところまで逃さずに描いた絵本って久しぶりだなと私は思い、紐なんかおそらく誰も気にかけていないだろうから、そのままどこかに捨ててもいいのにと思っても、植田さんはそうしない。 何故かというと、この絵本を読む子どもたちに対して、ここで描かれた世界が嘘っぱちだと思ってほしくないからであると共に、それがそのまま、この世界の悲しみに対するマーガレットへの答えでもあることに、こんな思いを子どもにさせてはいけないと思わせるのに充分なものが含まれていたからであることから、全ては子どもたちのために、これだけ細かい描写までやってのける、絵本作家という職業は、ここまで本気で世界を構築するからこそ絵本作家なんだという凄みがありながら、そうした気概めいた思いを表に出さない植田さんは、きっと職人気質な方なのだと思う。
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「ほんものの サンタクロース」になりたかったマーガレットを、くるみ割り人形のルドルフ(!)が迎えに来ます。サンタクロースになれる!と思ったら、赤い服でトナカイの橇に乗るわけではなく、素敵なおもちゃやお菓子を配るのでもない、と知ってガックリ…。 でも、クリスマスの贈り物とは、誰かに...
「ほんものの サンタクロース」になりたかったマーガレットを、くるみ割り人形のルドルフ(!)が迎えに来ます。サンタクロースになれる!と思ったら、赤い服でトナカイの橇に乗るわけではなく、素敵なおもちゃやお菓子を配るのでもない、と知ってガックリ…。 でも、クリスマスの贈り物とは、誰かに喜びをもたらすこと、そのことこそ大切だと、マーガレットは知りましたね。トナカイではなく、白い鳥に乗り、あり合わせのハロウィンの帽子をかぶった「セント・マーガレット」が飛ぶクリスマス・イブ! 微笑ましくも心が温まります。やさしく静謐な絵が、本当のクリスマスの素晴らしさを語っています。チャイコフスキーの「くるみ割り人形」を聴こうっと。
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