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ケインとアベル(下) 新潮文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2007/10/01 |
JAN | 9784102161043 |
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ケインとアベル(下)
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ケインとアベル(下)
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商品レビュー
4.4
49件のお客様レビュー
ずば抜けた商才でのし…
ずば抜けた商才でのし上がったアベル、名門ケイン家に生まれ出世コースを突き進むケイン、2人の皮肉な出会いと成功。
文庫OFF
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※このレビューにはネタバレを含みます
久しぶりに一気読みした小説。 ザ•アメリカといった波乱万丈のお決まりコースのような展開で、あまりに物事がはまりすぎてツッコミどころもあるが、それも含めてダイナミックなストーリー展開を楽しめた。 最後の終わり方が変に仰々しくなく、ただ2人の人生の物語として淡々と終わっていることで、逆に2人の壮絶な人生が色濃く浮き上がって余韻に浸ることができたように思う。 フロレンティナの続編があるようなので、そちらも読みたい。
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ケインとアベルは最後の最後まで対立していた。 お互いの大事な問題の時に一度ずつ歩み寄ろうと提案したのに、頑固なために結論一度も話し合うことはなかった。 息子のリチャードも娘のフロレンティナも、お互いの親を責めることはなく、感謝の気持ちを持っていたが、互いの両親が一歩も引かずウィリアムは一度もフロレンティナと話すことはなかった。 相手を恨み続けることは、自分を立ち止まらせてしまう。仕事ではうまく行くかもしれないが、自分のプライベートを、心を縛り付けてしまう。 仮に誰かが苦しみ消えてしまうことがあっても、悔しくて殺したいと思うことがあっても、まずは対話をして、お互いのその時の状況を知ることは大事なことだと思った。 対話はできないとしたら、想像してみること。 あとになって、その人のせいではなかったことを知ることはとても悲しいことである。 後悔は先に立たないもの。 初めはケインとアベルがどのように交わって話が進んで行くかと思った。途中交わって、犬猿の仲になって、それでも和解して、共にハッピーエンドになるものだと思っていた。しかしその逆だった。もし2人が早めに和解し、力を合わせて仕事をしていたらどんなに繁栄して、幸せになっただろうかと思うと残念だった。 和訳の永井淳のあとがきで、【小説、アメリカ現代史】と話している通り、ストーリーとアメリカやヨーロッパの歴史と共に話が進んで行くのはとても面白かった。
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