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Googleとの闘い 文化の多様性を守るために
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
発売年月日 | 2007/11/28 |
JAN | 9784000226172 |
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商品レビュー
3.4
5件のお客様レビュー
Google化に対するフランス文化の保護に関する一冊だが、Google創業者に対する強烈な皮肉と頑なな抵抗はどういった考えから生じているのかを考えながら読まなくてはならないだろう。そもそもジャンヌネー氏らの言動が「頑な」と映るのは文化がどういうものであるかの理解が欠落しているか...
Google化に対するフランス文化の保護に関する一冊だが、Google創業者に対する強烈な皮肉と頑なな抵抗はどういった考えから生じているのかを考えながら読まなくてはならないだろう。そもそもジャンヌネー氏らの言動が「頑な」と映るのは文化がどういうものであるかの理解が欠落しているからなのだが、日本の歴史を鑑みるに致し方ないことなのかもしれない。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
本書には、違和感を感じた。 たしかに、googleは、神のような立場で振る舞おうとしている。 ちょうど、IBMがコンピュータで振る舞おうとしたように。 マイクロソフトがソフトウェアで振る舞おうとしたように。 それらに追従していって金儲けをしようとする人たちに支えられて。 それに対して、IBMの支配に大してはソフトウェアが、 マイクロソフトの支配に大してはネットワークが、 それぞれ支配を阻止する力になった。 では、googleによる支配は何が阻止できるだろうか。 書店の店員や図書館員が、自分たちの情報をウェブに展開していけば阻止できるのに、 それをしっかりとやっている人たちがあまりに少ないのではないだろうか。 本書も、努力の一つだと思えば評価できる。 後に続いて、googleなどを利用しながら、自分たちの地の財産を展開できれば、 それがgoogleの神のような支配を阻止する力になるだろう。 多様性というよい着眼点を提供している。 多様性をゆるい連携で結んでゆく、書店の店員や図書館員がいれば、 書店員や図書館員は疎外されているのではなく、努力していないのだ。 グーグルの検索で、神の視点という賛辞を送る人がいるが、 そういう人は相手にせずに、多様性を生きるための連携を模索すればよい。 今昔文字鏡のように漢字文化を支えたり、そこから、関連する文字との連携をはかっているのが、次の世代の生き方ではないだろうか。 一部の書店員や、図書館員の方々は活動に参加されているが、無関心、非協力ではないだろうか。 使いにくい図書館のコンピュータシステムや本屋のシステムの上にあぐらをかいている人たちが目をさませば、次の世界を創れるのに。惰眠をむさぼる人たちを目覚めさせるのはなんだろう。
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20ページほか 「アリアドーネ」→「アリアドネー」 ※アリアドネーはギリシャ神話でミノタウロス退治に絡んで登場する女性。 57ページ 「モニカ・ルビンスキー」→「モニカ・ルインスキー」 ※クリントン元大統領の不倫相手 62ページ 「できないだろが」→「できないだろうが...
20ページほか 「アリアドーネ」→「アリアドネー」 ※アリアドネーはギリシャ神話でミノタウロス退治に絡んで登場する女性。 57ページ 「モニカ・ルビンスキー」→「モニカ・ルインスキー」 ※クリントン元大統領の不倫相手 62ページ 「できないだろが」→「できないだろうが」 107ページ (『パイドロス』について)「ソクラテスに語ったプラトン」→「ソクラテスに語らせたプラトン」 ※プラトンの対話編の多くはソクラテスが他者と語るという形をとっています。誤訳と思われます。 138ページ 「与しはしはない」→「与しはしない」
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