Googleとの闘い の商品レビュー
Google化に対するフランス文化の保護に関する一冊だが、Google創業者に対する強烈な皮肉と頑なな抵抗はどういった考えから生じているのかを考えながら読まなくてはならないだろう。そもそもジャンヌネー氏らの言動が「頑な」と映るのは文化がどういうものであるかの理解が欠落しているか...
Google化に対するフランス文化の保護に関する一冊だが、Google創業者に対する強烈な皮肉と頑なな抵抗はどういった考えから生じているのかを考えながら読まなくてはならないだろう。そもそもジャンヌネー氏らの言動が「頑な」と映るのは文化がどういうものであるかの理解が欠落しているからなのだが、日本の歴史を鑑みるに致し方ないことなのかもしれない。
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本書には、違和感を感じた。 たしかに、googleは、神のような立場で振る舞おうとしている。 ちょうど、IBMがコンピュータで振る舞おうとしたように。 マイクロソフトがソフトウェアで振る舞おうとしたように。 それらに追従していって金儲けをしようとする人たちに支えられて。 それに対して、IBMの支配に大してはソフトウェアが、 マイクロソフトの支配に大してはネットワークが、 それぞれ支配を阻止する力になった。 では、googleによる支配は何が阻止できるだろうか。 書店の店員や図書館員が、自分たちの情報をウェブに展開していけば阻止できるのに、 それをしっかりとやっている人たちがあまりに少ないのではないだろうか。 本書も、努力の一つだと思えば評価できる。 後に続いて、googleなどを利用しながら、自分たちの地の財産を展開できれば、 それがgoogleの神のような支配を阻止する力になるだろう。 多様性というよい着眼点を提供している。 多様性をゆるい連携で結んでゆく、書店の店員や図書館員がいれば、 書店員や図書館員は疎外されているのではなく、努力していないのだ。 グーグルの検索で、神の視点という賛辞を送る人がいるが、 そういう人は相手にせずに、多様性を生きるための連携を模索すればよい。 今昔文字鏡のように漢字文化を支えたり、そこから、関連する文字との連携をはかっているのが、次の世代の生き方ではないだろうか。 一部の書店員や、図書館員の方々は活動に参加されているが、無関心、非協力ではないだろうか。 使いにくい図書館のコンピュータシステムや本屋のシステムの上にあぐらをかいている人たちが目をさませば、次の世界を創れるのに。惰眠をむさぼる人たちを目覚めさせるのはなんだろう。
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20ページほか 「アリアドーネ」→「アリアドネー」 ※アリアドネーはギリシャ神話でミノタウロス退治に絡んで登場する女性。 57ページ 「モニカ・ルビンスキー」→「モニカ・ルインスキー」 ※クリントン元大統領の不倫相手 62ページ 「できないだろが」→「できないだろうが...
20ページほか 「アリアドーネ」→「アリアドネー」 ※アリアドネーはギリシャ神話でミノタウロス退治に絡んで登場する女性。 57ページ 「モニカ・ルビンスキー」→「モニカ・ルインスキー」 ※クリントン元大統領の不倫相手 62ページ 「できないだろが」→「できないだろうが」 107ページ (『パイドロス』について)「ソクラテスに語ったプラトン」→「ソクラテスに語らせたプラトン」 ※プラトンの対話編の多くはソクラテスが他者と語るという形をとっています。誤訳と思われます。 138ページ 「与しはしはない」→「与しはしない」
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インターネットにおける膨大な情報の「階層性」を意のままにする存在、そのようなグーグルによる情報支配に対して、フランス人の著者は、敢然と闘いを挑んでいる。 ―――――以下引用 「陳列棚(ゴンドラーエントリ)」の原則は、我々の直面する大きなリスクを意味する。それはグーグル・ブック・...
インターネットにおける膨大な情報の「階層性」を意のままにする存在、そのようなグーグルによる情報支配に対して、フランス人の著者は、敢然と闘いを挑んでいる。 ―――――以下引用 「陳列棚(ゴンドラーエントリ)」の原則は、我々の直面する大きなリスクを意味する。それはグーグル・ブック・サーチの結果のランク付け(あるいは階層性)に関わっている。選択は検索エンジンが機能する方法に基づいているから、その選択の方法こそ問わなければならない。 ―――――以下終了 今やGoogleは、情報世界を牛耳る一人勝ちの存在である。我が国においてもYahoo陣営はGoogleの検索エンジンを利用することとなり、軍門に下った格好となった。我々日本人にとっても、大変示唆に富んでいる。お勧めの一冊。
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ヨーロッパがいかにGoogle=アメリカ式資本主義に対抗して行くかという本。のはずだが、理念的な主張に終始し、どう対抗するか?なぜ対抗すべきか?ということの具体論は、あまり触れられていない。たんなるアンチGoogle(思想的にも、施策的にも)ということしか述べられていない。 ただ...
ヨーロッパがいかにGoogle=アメリカ式資本主義に対抗して行くかという本。のはずだが、理念的な主張に終始し、どう対抗するか?なぜ対抗すべきか?ということの具体論は、あまり触れられていない。たんなるアンチGoogle(思想的にも、施策的にも)ということしか述べられていない。 ただ、Google礼賛と違う見方をしている人たちがいる、ということだけがわかる。
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