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鹿野政直思想史論集(第1巻) 大正デモクラシー・民間学
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
発売年月日 | 2007/11/06 |
JAN | 9784000266444 |
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鹿野政直思想史論集(第1巻)
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この著者のこれまでの著作から思想史に関するものを著者自身が選んで再編成した7巻シリーズの1冊です。 この第1巻はふたつのものを納めています。 最初の「大正デモクラシー」では、明治維新以後盛り上がってきた「デモクラシー」が、その後ファシズムへなだれこむ様を、新興宗教、青年会、大衆...
この著者のこれまでの著作から思想史に関するものを著者自身が選んで再編成した7巻シリーズの1冊です。 この第1巻はふたつのものを納めています。 最初の「大正デモクラシー」では、明治維新以後盛り上がってきた「デモクラシー」が、その後ファシズムへなだれこむ様を、新興宗教、青年会、大衆文学の3つの相に見ます。 後半の「民間学」では、官製のアカデミズムへのアンチテーゼとしての「下からの」学問の成立を語ります。柳田國男をはじめとして、伊波普猷や高群逸枝など、独自の視点と方法で民間学が生まれ育つ様を述べ、それらが一方ではナショナリズムへ向かう危うさにも触れます。 いずれも、大正から昭和初期の世相とその後の15年戦争への流れを理解上で、とても勉強になりました。 岩波文庫の『近代日本思想案内』で、近代史についてのトータルな見方を学んで以来、この著者からはいろいろと教えられています。この本は文庫や新書に比べると内容が専門的であるため、読むのには多少骨が折れますが、それでも書き方がとてもわかりやすいので、改めて教えられることがたくさんあります。
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