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茂木健一郎 科学のクオリア 日経ビジネス人文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 日本経済新聞出版社 |
発売年月日 | 2007/11/05 |
JAN | 9784532194222 |
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茂木健一郎 科学のクオリア
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商品レビュー
3.5
5件のお客様レビュー
古本で購入。 『日経サイエンス』に掲載された、茂木健一郎と様々な分野の科学者12人との対談をまとめたもの。 たまには理系の本でも、ということで読んでみた。 素粒子研究(ノーベル賞を受賞した小林・益川両氏の「対称性の破れ」「クォーク」とかのアレ)や宇宙論に関する物理学なんかは正...
古本で購入。 『日経サイエンス』に掲載された、茂木健一郎と様々な分野の科学者12人との対談をまとめたもの。 たまには理系の本でも、ということで読んでみた。 素粒子研究(ノーベル賞を受賞した小林・益川両氏の「対称性の破れ」「クォーク」とかのアレ)や宇宙論に関する物理学なんかは正直わけわからんのだが、「渋滞学」「多目的人工生態系」の話はおもしろい。 中には作家や尺八奏者もいて「科学者?」という感じだけど、その尺八からロボット工学にまで話が及ぶというのも対談の妙味かもしれない。 自分たちを取り囲む世界のすべてを実証によって解き明かそうとする姿勢と飽くなき探究心。 対談が行われて、古いものからは3年以上経っている。ここで語られた科学者たちの夢は、今どんなステップにあるんだろう。 今では「最先端」と言い難い分野もあるだろうけど、トップランナーたちから日本の科学の現在を聞くのもいい。 それにしても茂木健一郎は守備範囲が広い。 事前の予習はしているんだろうが、対話の応酬で話題がどんどん膨らむ。NHK「プロフェッショナル」ではビミョーな質問ばかりしてる感じなんだけどなぁ。
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濃厚な科学のデミタスコーヒーのような味わいがあった。 科学の到達している地平が、よく理解できて、 知らないことが多くあった。 ニンゲンは ここまで迫っているのか? と頼もしくなったりした。 少しづつ、読み砕いていくことにしよう。 小説家 小川洋子と茂木健一郎の対談。 数学する...
濃厚な科学のデミタスコーヒーのような味わいがあった。 科学の到達している地平が、よく理解できて、 知らないことが多くあった。 ニンゲンは ここまで迫っているのか? と頼もしくなったりした。 少しづつ、読み砕いていくことにしよう。 小説家 小川洋子と茂木健一郎の対談。 数学すること、文学すること・・・ が、全体をつかんでいくということでは、 同じような行為となる・・・。 小川洋子は言う 『自分の目の前にいる人が泣いているとして、 なぜ泣いているんだろうと想像して小説を書くのは難しい。』 『小説も「悲しい」と書いてしまうと、それ以上すすめない。』 私は、ブログに 『うれしい』とか、『たのしい』と書いているが その状況を説明しているに過ぎない。 ブログとはそういうものなのだろう。 小説は、違ったアプローチであった・・・ かなしい・・・というのを 文学の料理の仕方が・・・ちがう。 文学の手法が、私という中の感情を触れるのに いかに、メタ認識できるのかということなのだろう。
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茂木健一郎と、様々なジャンルの科学者との対談集。 この対談ってやつが、どれだけ、脚本みたいなのが、 つくられていたのかわからないけれど、 それにしても、茂木健一郎の教養はすごいなぁと感じる。 まぁ、このひとに対しては賛否両論あるみたいだけど。 しかし、ウィキペディアを見ると、福...
茂木健一郎と、様々なジャンルの科学者との対談集。 この対談ってやつが、どれだけ、脚本みたいなのが、 つくられていたのかわからないけれど、 それにしても、茂木健一郎の教養はすごいなぁと感じる。 まぁ、このひとに対しては賛否両論あるみたいだけど。 しかし、ウィキペディアを見ると、福田和也が、 「茂木君のいいところは、仕事を選ばないところ」 と書いていてすごく笑えた。 たしかに、それはそれで面白い。 ちなみに、科学者とあるが、 小川洋子さんだったり、尺八奏者だったり、心理学者(これはセーフ?) が混ざっているので、すごくユニークだ。 ちなみに小川洋子さんがいるのは、博士の愛した数式、 を上梓しているためみたい。 小説に対する姿勢や、書き方なんかで、なるほどねぇ、 と思えるところが多々あったし、 あ、同じこと思ってたってのもあったりして、 なんだか面白い。 最初は錯視から始まり、 特にあの有名な錯視に「ミュラー・リヤー錯視」という名前が、 あったことにびっくり。しかし、錯視ってのは、副産物で、 「無駄」だと研究者自身が述べている反面で、 「無駄」なものほど「美しい」という考え方があるように、 錯視と美との研究に迫っていきたいなんていうのは面白いと感じた。 他には、BSEウイルス説(プリオン説が主流)や 渋滞学を物流などへの拡大、 生命の誕生したと思しき場所(海底火山)の策定、 (宇宙から隕石などに付着して到来したとも) 桃源郷(昆虫を排する)の作成、 人間原理(人間が誕生したのは奇跡的であるが、宝くじを当てるひとが一人はいるように起こるべくして起こった)の追求、 など、興味を引く題材も多かった。 正直、物理学ってやつだけはかなり難解でさっぱりだったけれど、 それでも、物理学における理論は面白いものもある。 科学はどうしても敬遠してしまいがちになるけれど、 内容自体は面白いものが多く、こういった読みやすい本を、 いかにして見つけるかっていうのが大事なのかもしれないと感じた。 それでも、小川洋子さんが堂々と混じっているところに、 なんだか貫禄を感じる。 そのうち、妊娠カレンダーを読んでみたい。
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