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茂木健一郎 科学のクオリア の商品レビュー

3.5

5件のお客様レビュー

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2013/08/16

古本で購入。 『日経サイエンス』に掲載された、茂木健一郎と様々な分野の科学者12人との対談をまとめたもの。 たまには理系の本でも、ということで読んでみた。 素粒子研究(ノーベル賞を受賞した小林・益川両氏の「対称性の破れ」「クォーク」とかのアレ)や宇宙論に関する物理学なんかは正...

古本で購入。 『日経サイエンス』に掲載された、茂木健一郎と様々な分野の科学者12人との対談をまとめたもの。 たまには理系の本でも、ということで読んでみた。 素粒子研究(ノーベル賞を受賞した小林・益川両氏の「対称性の破れ」「クォーク」とかのアレ)や宇宙論に関する物理学なんかは正直わけわからんのだが、「渋滞学」「多目的人工生態系」の話はおもしろい。 中には作家や尺八奏者もいて「科学者?」という感じだけど、その尺八からロボット工学にまで話が及ぶというのも対談の妙味かもしれない。 自分たちを取り囲む世界のすべてを実証によって解き明かそうとする姿勢と飽くなき探究心。 対談が行われて、古いものからは3年以上経っている。ここで語られた科学者たちの夢は、今どんなステップにあるんだろう。 今では「最先端」と言い難い分野もあるだろうけど、トップランナーたちから日本の科学の現在を聞くのもいい。 それにしても茂木健一郎は守備範囲が広い。 事前の予習はしているんだろうが、対話の応酬で話題がどんどん膨らむ。NHK「プロフェッショナル」ではビミョーな質問ばかりしてる感じなんだけどなぁ。

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2013/02/10

濃厚な科学のデミタスコーヒーのような味わいがあった。 科学の到達している地平が、よく理解できて、 知らないことが多くあった。 ニンゲンは ここまで迫っているのか? と頼もしくなったりした。 少しづつ、読み砕いていくことにしよう。 小説家 小川洋子と茂木健一郎の対談。 数学する...

濃厚な科学のデミタスコーヒーのような味わいがあった。 科学の到達している地平が、よく理解できて、 知らないことが多くあった。 ニンゲンは ここまで迫っているのか? と頼もしくなったりした。 少しづつ、読み砕いていくことにしよう。 小説家 小川洋子と茂木健一郎の対談。 数学すること、文学すること・・・ が、全体をつかんでいくということでは、 同じような行為となる・・・。 小川洋子は言う 『自分の目の前にいる人が泣いているとして、 なぜ泣いているんだろうと想像して小説を書くのは難しい。』 『小説も「悲しい」と書いてしまうと、それ以上すすめない。』   私は、ブログに 『うれしい』とか、『たのしい』と書いているが その状況を説明しているに過ぎない。 ブログとはそういうものなのだろう。 小説は、違ったアプローチであった・・・ かなしい・・・というのを 文学の料理の仕方が・・・ちがう。 文学の手法が、私という中の感情を触れるのに いかに、メタ認識できるのかということなのだろう。

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2011/04/21

茂木健一郎と、様々なジャンルの科学者との対談集。 この対談ってやつが、どれだけ、脚本みたいなのが、 つくられていたのかわからないけれど、 それにしても、茂木健一郎の教養はすごいなぁと感じる。 まぁ、このひとに対しては賛否両論あるみたいだけど。 しかし、ウィキペディアを見ると、福...

茂木健一郎と、様々なジャンルの科学者との対談集。 この対談ってやつが、どれだけ、脚本みたいなのが、 つくられていたのかわからないけれど、 それにしても、茂木健一郎の教養はすごいなぁと感じる。 まぁ、このひとに対しては賛否両論あるみたいだけど。 しかし、ウィキペディアを見ると、福田和也が、 「茂木君のいいところは、仕事を選ばないところ」 と書いていてすごく笑えた。 たしかに、それはそれで面白い。 ちなみに、科学者とあるが、 小川洋子さんだったり、尺八奏者だったり、心理学者(これはセーフ?) が混ざっているので、すごくユニークだ。 ちなみに小川洋子さんがいるのは、博士の愛した数式、 を上梓しているためみたい。 小説に対する姿勢や、書き方なんかで、なるほどねぇ、 と思えるところが多々あったし、 あ、同じこと思ってたってのもあったりして、 なんだか面白い。 最初は錯視から始まり、 特にあの有名な錯視に「ミュラー・リヤー錯視」という名前が、 あったことにびっくり。しかし、錯視ってのは、副産物で、 「無駄」だと研究者自身が述べている反面で、 「無駄」なものほど「美しい」という考え方があるように、 錯視と美との研究に迫っていきたいなんていうのは面白いと感じた。 他には、BSEウイルス説(プリオン説が主流)や 渋滞学を物流などへの拡大、 生命の誕生したと思しき場所(海底火山)の策定、 (宇宙から隕石などに付着して到来したとも) 桃源郷(昆虫を排する)の作成、 人間原理(人間が誕生したのは奇跡的であるが、宝くじを当てるひとが一人はいるように起こるべくして起こった)の追求、 など、興味を引く題材も多かった。 正直、物理学ってやつだけはかなり難解でさっぱりだったけれど、 それでも、物理学における理論は面白いものもある。 科学はどうしても敬遠してしまいがちになるけれど、 内容自体は面白いものが多く、こういった読みやすい本を、 いかにして見つけるかっていうのが大事なのかもしれないと感じた。 それでも、小川洋子さんが堂々と混じっているところに、 なんだか貫禄を感じる。 そのうち、妊娠カレンダーを読んでみたい。

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2009/10/07

2月19日読了。脳科学者の茂木氏と12人の、各界における気鋭の研究者・専門家たちとの対談集。早速新聞で見かけるような名前も多い。12人全員が全員、それぞれの分野で活躍しているが現状に満足しておらず、新たな世界を見つけようと日々奮闘しているさまが伝わってくる。研究者って楽しいんだろ...

2月19日読了。脳科学者の茂木氏と12人の、各界における気鋭の研究者・専門家たちとの対談集。早速新聞で見かけるような名前も多い。12人全員が全員、それぞれの分野で活躍しているが現状に満足しておらず、新たな世界を見つけようと日々奮闘しているさまが伝わってくる。研究者って楽しいんだろうな!!もちろんこんな幸福な人々ばかりでは、ないだろうけど。「渋滞学」の西成活裕氏の話がひときわ興味深く、面白かった。

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2009/10/04

日経サイエンスで連載されていた各界科学者、作家、音楽家と茂木健一郎の対談を収めた作品。物理学や宇宙論、渋滞学、遺体学、水文学、虚無僧尺八、認知心理学、分子生物学などの分野の話。科学の専門的な内容が多く、多少難しかった。

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