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大日本帝国のクレオール 植民地期台湾の日本語文学
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大日本帝国のクレオール 植民地期台湾の日本語文学

フェイ阮・クリーマン【著】, 林ゆう子【訳】

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大日本帝国のクレオール 植民地期台湾の日本語文学

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 慶應義塾大学出版会
発売年月日 2007/11/10
JAN 9784766414400

大日本帝国のクレオール

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商品レビュー

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2012/08/27
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1.フェイ・阮・クリーマン『大日本帝国のクレオール-植民地期台湾の日本語文学』慶應義塾大学出版会、読了。台湾の言語状況は単純ではない。標準中国語や日本語など複数の言語が混在し、文化的・言語的クレオール化が進んだ大日本帝国統治下の台湾・南方における日本語文学を検証する一冊。 2.フェイ『大日本帝国のクレオール』。本書は、日本の植民地期台湾の日本語で書かれた文学を素材に、日本の文化的支配の内実を問うもの。表面的には国策協力を装いつつも、簡単には同化に収斂されない文化的な根っこを著者はあぶり出す。通り一遍の「抵抗」「協力」を越えた探究に驚く。 3.フェイ『大日本帝国のクレオール』。日本の同化政策は独善的なものであることは言うまでもない。しかし、帝国支配下における多言語の状況は、同化政策への対応のなかで、ある種の主体性を育んできたことも事実である。多層的な視点に驚くと同時に苦渋を読み解く著者の手腕に感心してしまう。 4.フェイ『大日本帝国のクレオール』。私見ながら、よくもわるくも、大日本帝国「支配下」の問題は、朝鮮半島・満州・中国大陸、南洋諸島の言語文化の研究は多産であると思う。その影に見落とされがちな、台湾に注目すること必要だろう。日本語の上手い人が多いから「親日」という幻想を越えて。了

Posted by ブクログ

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