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“性"と日本語 ことばがつくる女と男 NHKブックス1096
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 日本放送出版協会 |
| 発売年月日 | 2007/10/27 |
| JAN | 9784140910962 |
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“性"と日本語
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商品レビュー
4.1
11件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
ゲイの人が話すいわゆるオネエ言葉があるのに、レズビアンの人が話す言葉がないことや、女性がズボンを履くことは普通なのに男性がスカートを履くと目立つことの理由がわかった。しかし、他の言語だとどうなんだろう?とは思った。 また、日本語の一人称が多いことが逆にその枠の中に自分のアイデンティティを納めなければいけないという意味で窮屈であり、例えば英語のように一人称が1つしかない方が、選択しないという意味で中立的であることには納得した。 ホモソーシャルな関係の中で「自分がゲイではない」と示すために女性の性を消費するというのは新たな気づきだった。
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大変面白い議論だと思った。もともとは新編・日本のフェミニズムの『表現とメディア』の巻に中村桃子さんの議論が載っていたのを読んだのだけれど、その論文では、少女の自称詞が存在しない問題・男っぽい言葉遣いをしてしまう問題を取り上げており、それが大変面白かった。それでこの本も買ってみたと...
大変面白い議論だと思った。もともとは新編・日本のフェミニズムの『表現とメディア』の巻に中村桃子さんの議論が載っていたのを読んだのだけれど、その論文では、少女の自称詞が存在しない問題・男っぽい言葉遣いをしてしまう問題を取り上げており、それが大変面白かった。それでこの本も買ってみたという次第だったのだが、全体を通して読むと、更に深度がある議論が展開されており感銘を受けた。 しかし、日本語の言語資源のなかにべったりと貼りつく「女ことば』の問題、これは言文一致からだとすると、相当厄介な話で愕然とする。私の雑な考えでは、日本で女性政治家や、女性の批評家の立場が非常に難しい原因などは、言葉の問題が相当あると感覚的に思っていたのだけれど、それがズルズルと証明されていくイメージだった。言語学などをあまりしっかり知らないので、このあたりはまだふわふわしているのだけれど。私たちが真に社会的な言葉を獲得するためには、遡って言文一致から検討することが必要なのだと悟った。このこと、大塚英志が太宰治の「女生徒」の読解かどこかで指摘していた気がする。 自称詞から見える、自分が主体である子供期から、一気に「わたし」を用い、性的客体になってしまうことへの抵抗、これはほぼほぼ少女漫画論にあることだし、ハーレクインシリーズから、言語資源に貼りつく異性愛規範を見ることは、かなりボーイズラブの読解に鋭い示唆を与えると思う。どちらにしろ、こんなに面白い議論を今まで知らなかったことが残念すぎる。
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※このレビューにはネタバレを含みます
2007年刊。2章(翻訳本から世の事象を読解)は良。旧「俺」はかつては親近感ある熱血ヒーローだったが、ドライな関係を是とするゼロ年代では、「俺・お前」は単に性的魅力・暴力性・反抗心のみの符号となり、親密性は示さない、とは鋭い指摘。だが、そこまで。それ以降は、①2章にあった実例分析が影を潜め、②男が女を支配したという一面を強調しすぎる結果、民俗学の所見を等閑視し、組織が個人を支配していた面の軽視する等分析の視座が甘くなっている。③さらに、恋愛消費主義(恋愛自由主義)化による選ぶ女性化・女性上位化を無視。 言語学者であるのに、まるで社会学者的な言説に終始し、しかも統計やインタビュー、社会の実例を踏まえないだけでなく、生物学的所見(引用されている所見は誤りではないが、脳生理学の観点からは男女差は明瞭で、筆者の所見は例外的場面に相当する)を牽強付会に引用するなど、とても読めたものではない。筆者の結論に賛同したいのに、このような書を流布すれば、かえってマイノリティ擁護論がまともな議論として遡上にのらない可能性すら感じる。その他も言いたいことはあるが、手堅くまとめれば良書になった可能性があったのに…、と思わせられた
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