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その名にちなんで 新潮文庫
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その名にちなんで 新潮文庫

ジュンパラヒリ【著】, 小川高義【訳】

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その名にちなんで 新潮文庫

定価 ¥775

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2007/10/29
JAN 9784102142127

その名にちなんで

¥495

商品レビュー

4.2

45件のお客様レビュー

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2023/07/08

短篇集『停電の夜に』からの流れで、著者初長編を読んでみた。 三人称現在形の文章で、約二世代の話が淡々と語られる。ドラマチックな出来事もけっこう起きているが淡々と進む。これがインド系に由来するのか、著者個人の資質によるのか、よく分からないが、通勤電車の中に居ながらにして、インド亜大...

短篇集『停電の夜に』からの流れで、著者初長編を読んでみた。 三人称現在形の文章で、約二世代の話が淡々と語られる。ドラマチックな出来事もけっこう起きているが淡々と進む。これがインド系に由来するのか、著者個人の資質によるのか、よく分からないが、通勤電車の中に居ながらにして、インド亜大陸とアメリカ大陸(と少しだけヨーロッパ大陸)とを行き来してきるような壮大な感覚を得たような。。

Posted by ブクログ

2023/06/07

インド出身でアメリカに暮らす大学教授一家のほろ苦い家族物語。主人公は息子のゴーゴリ、というよりその家族。 著者の小説には、家族にすら理解されない言いようのない孤独というようなものがすっと描かれていて、それが何とも腑に落ちる。自分だけではないんだとも思わせてくれる。自分自身が学生だ...

インド出身でアメリカに暮らす大学教授一家のほろ苦い家族物語。主人公は息子のゴーゴリ、というよりその家族。 著者の小説には、家族にすら理解されない言いようのない孤独というようなものがすっと描かれていて、それが何とも腑に落ちる。自分だけではないんだとも思わせてくれる。自分自身が学生だった頃、かみさんと付き合っていた頃、子供が小さかった頃、子供が大きくなった最近のこと、年老いたおふくろ、17年前に亡くなった親父のこと等々思い出しながら読み終えた。愛する家族であっても、その時々で近付いたり離れたりする。全く理解できなくなったり、自分も若いころはそうだったくせに許せなくなったりする。 家族でも夫婦でもどんなに近くにいても、本当の心の内は思いもよらない。やはり一身同体ではあり得ない。 今この時、この本を読めてよかった。孤独や現実を受け入れることができるようになった。と思いたい。

Posted by ブクログ

2022/07/31

ゴーゴリが読みたくなる お母さんのコロッケ、私も食べたい。 両親に対する思い 異国と母国の両方への憧れ どこにも帰属できない感覚 アメリカの暮らし

Posted by ブクログ

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