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その名にちなんで 新潮文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 新潮社 |
| 発売年月日 | 2007/10/29 |
| JAN | 9784102142127 |
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その名にちなんで
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商品レビュー
4.3
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1人のインド系アメリカ人の物語 というか、家族の物語といった方がいいか 付けられた名前を巡って悩み、 また、インドへの里帰りを苦痛に思う思春期 を過ごすゴーゴリ 父の思いを知るのは父が突然亡くなってから 偶然が重なって出来上がった家族 出会い、別れ、思い 物語は淡々と流れる 読...
1人のインド系アメリカ人の物語 というか、家族の物語といった方がいいか 付けられた名前を巡って悩み、 また、インドへの里帰りを苦痛に思う思春期 を過ごすゴーゴリ 父の思いを知るのは父が突然亡くなってから 偶然が重なって出来上がった家族 出会い、別れ、思い 物語は淡々と流れる 読みながら時の流れに 自然と流されていく 思えば、どんな家族も似たようなもので その歴史には、さまざまなものがあり、 すべてが偶然の積み重ねでできている それぞれの世代で それぞれの歴史と、思いがあって 家族といえども 親には親の 子には子の人生がある 何がいいとも、悪いともいえない とかく、親の世代のことは鬱陶しさを感じる 子の世代のことは理解を超えている そんなものなんだろうなと 物語を通して改めて思う
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短篇集『停電の夜に』からの流れで、著者初長編を読んでみた。 三人称現在形の文章で、約二世代の話が淡々と語られる。ドラマチックな出来事もけっこう起きているが淡々と進む。これがインド系に由来するのか、著者個人の資質によるのか、よく分からないが、通勤電車の中に居ながらにして、インド亜大...
短篇集『停電の夜に』からの流れで、著者初長編を読んでみた。 三人称現在形の文章で、約二世代の話が淡々と語られる。ドラマチックな出来事もけっこう起きているが淡々と進む。これがインド系に由来するのか、著者個人の資質によるのか、よく分からないが、通勤電車の中に居ながらにして、インド亜大陸とアメリカ大陸(と少しだけヨーロッパ大陸)とを行き来してきるような壮大な感覚を得たような。。
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インド出身でアメリカに暮らす大学教授一家のほろ苦い家族物語。主人公は息子のゴーゴリ、というよりその家族。 著者の小説には、家族にすら理解されない言いようのない孤独というようなものがすっと描かれていて、それが何とも腑に落ちる。自分だけではないんだとも思わせてくれる。自分自身が学生だ...
インド出身でアメリカに暮らす大学教授一家のほろ苦い家族物語。主人公は息子のゴーゴリ、というよりその家族。 著者の小説には、家族にすら理解されない言いようのない孤独というようなものがすっと描かれていて、それが何とも腑に落ちる。自分だけではないんだとも思わせてくれる。自分自身が学生だった頃、かみさんと付き合っていた頃、子供が小さかった頃、子供が大きくなった最近のこと、年老いたおふくろ、17年前に亡くなった親父のこと等々思い出しながら読み終えた。愛する家族であっても、その時々で近付いたり離れたりする。全く理解できなくなったり、自分も若いころはそうだったくせに許せなくなったりする。 家族でも夫婦でもどんなに近くにいても、本当の心の内は思いもよらない。やはり一身同体ではあり得ない。 今この時、この本を読めてよかった。孤独や現実を受け入れることができるようになった。と思いたい。
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