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お皿のボタン
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お皿のボタン

たかどのほうこ【作・絵】

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お皿のボタン

定価 ¥1,320

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 偕成社
発売年月日 2007/11/01
JAN 9784035283508

お皿のボタン

¥935

商品レビュー

4.4

12件のお客様レビュー

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2024/10/09
  • ネタバレ

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 読みました。 かわいいお話でした。 さて、 このお話は、  高橋さんちの、とれたボタンを入れておくための、茶の間にある、古い、ちょっとすてきなかざりだなの、いちばん上の、いちばんはじに、おかれた、ひらたい、お花のような、白いお皿の中で、繰り広げられる、  入れられた数々のボタン、そしてボタンのようなものものの、遍歴が語られるお話です。  ですが、視点をある出演者に固定すると、  いまどき流行りの、 転生のお話、と言えるのかもしれません。  つまり、  大女優の舞台衣装の、豪華な、ドレスについていた、白くて・まるくて・ややたいらで・おもてに小さなふちかざりのついた・高級なボタンである、「ホワイト夫人」の、転生のお話。  「ホワイト夫人」は、好奇心旺盛に、お皿にやってくる、数々の、ボタンや、ボタンのようなものものに、語りかけ、かれら・かのじょらの、話を聞きます。  でも、どんな話を聞いても「ホワイト夫人」には、ゆるぎない、ある信条が、あったのです。  それは、  『どんなものについていたかということが、ボタンのひとがらやひんせいを決める』というものです。  しかし、  「ホワイト夫人」の気持ちは、「ボタン穴のない・台つきボタンでもない・ひらたくて・まるみがあって・つるりとしていて・にぶい黒光りのする」、その名も「石蔵」さんと出逢って、変わっていきます。  すなわち、  『人間いたるところに青山あり』  つまり、(どこにでも活躍の場はある)。  そして、  「ホワイト夫人」は、「石蔵」さんと、ともに、高橋さんのおばさんにつまみあげられ、  新たな場所へ、転生するのでした。  パチンッ、 パチンッ。   と。  ああ、人に歴史あり。 人生、何が起こるか分からない。  天性から、転生へ。  めでたし?  めでたし!  ボタンたち、そして、ボタンのようなものものに、幸あれ。  ぜひ、  お読みください♪

Posted by ブクログ

2024/10/08

それぞれの経験をして、高橋さんの白いお皿(仮の場所)にたどりついたボタンたちの話。 ホワイト夫人は舞台衣装のボタン 船長は潮風五郎船長の制服の金ボタン みんな誇りをもっていて、ボタン人生?を語る。 まだまだ白いお皿で、出番を待っているボタンたちは、健気で愛おしい。 文章と...

それぞれの経験をして、高橋さんの白いお皿(仮の場所)にたどりついたボタンたちの話。 ホワイト夫人は舞台衣装のボタン 船長は潮風五郎船長の制服の金ボタン みんな誇りをもっていて、ボタン人生?を語る。 まだまだ白いお皿で、出番を待っているボタンたちは、健気で愛おしい。 文章と作者自らが描いた絵がぴったりはまる、素敵な絵本。  

Posted by ブクログ

2024/10/06

ドレスやシャツから取れてしまったボタンたちが集まるお皿。 なかには洋服に予備でついているボタン人生を送りきれていないものや、バッグについていたものなど、出身地?がバラバラ。 舞台女優のドレス出身のボタンは、いつか華やかな舞台に戻ることを夢見て、女優のような語り口で自分を語るなど、...

ドレスやシャツから取れてしまったボタンたちが集まるお皿。 なかには洋服に予備でついているボタン人生を送りきれていないものや、バッグについていたものなど、出身地?がバラバラ。 舞台女優のドレス出身のボタンは、いつか華やかな舞台に戻ることを夢見て、女優のような語り口で自分を語るなど、個性もそれぞれのお話も楽しい。 これを読むと、引き出しにたまっている我が家のボタン達を思い出して覗いてしまう。 我が家にはボタンに混じって碁石ではなく、ゼムクリップが入っていたよ。 擬人化がうまい、やっぱり期待を裏切らないたかどのワールド!

Posted by ブクログ