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一人乗り紙ひこうき 角川文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 角川グループパブリッシング |
発売年月日 | 1983/09/01 |
JAN | 9784041553015 |
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一人乗り紙ひこうき
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商品レビュー
5
2件のお客様レビュー
己斐の ブックオフで見つけた!あそこに本を持ち込む人と気が合う気がする。素敵!岸田今日子の小説が棚ざしになっているなんて。
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(2007.04.23読了)(2007.01.20購入) 「子供にしてあげたお話」4篇、「子供にしてあげなかったお話」14篇、エッセイ2編、「女の子−六歳」「わたしが逢ったひと」が収められています。 「女の子−六歳」は、自分の子供について書いたものでしょう。「子供にしてあげたお話...
(2007.04.23読了)(2007.01.20購入) 「子供にしてあげたお話」4篇、「子供にしてあげなかったお話」14篇、エッセイ2編、「女の子−六歳」「わたしが逢ったひと」が収められています。 「女の子−六歳」は、自分の子供について書いたものでしょう。「子供にしてあげたお話」は、自分の子供に話してあげたものなのでしょう。 「わたしが逢ったひと」は、普段の生活で出会った人たちの話です。ちゃんと落ちがついていますので、岸田さんは、何気ない普段の生活をしっかり楽しんでしまうユーモア感覚の持ち主であることが分かる。 「子供にしてあげなかったお話」は、かなり残酷だったり、大人の話だったり、ちょっと子供には聞かせられなかったり、難しかったりする話で、大人が読んでもちょっとわかりにくかったりする。 ●さんすう(51頁) 「何か問題出してみて」 「じゃあね、三たす六は」 子供は目を伏せて考える。なんとなく、両手の指をながめているようだ。 「あのね、あのね、八、じゃなかった九」 「七たす八は」 子供は真剣になって指を見つめる。 「靴下脱いでもいいのよ」 子供は、恥も外聞もなく靴下を脱いで足の指を数え始める ●馬(56頁) 「あたしに描かせて。あたし、とっても馬を描くのうまいわよ」 と子供は言う。 「あのね、あたしが犬を描いたら、それ馬?って言われたぐらいだもん」 (2007年4月24日・記) ☆関連図書(既読) 「外国遠足日記帖」岸田今日子著、文春文庫、1994.11.10 「大人にしてあげた小さなお話」岸田今日子著、大和書房、2000.07.05 「パンツのはきかた」岸田今日子さく・佐野洋子え、福音館書店、2007.05.01 内容紹介(amazon) よい母親でありたいと思いながら、「子供にしてあげたお話」の可愛らしさ。少し悪い女でもありたいと思いながら書いた、「子供にしてあげなかったお話」にひそむ怖さ。 奔放な夢想と繊細な感性で紡ぐ、愛と残酷のメルヘンに、役者としてのユニークな個性がひかるエッセー「女の子 ― 六歳」「わたしが逢ったひと」を収録。
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