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方舟さくら丸 純文学書下ろし特別作品
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 1985/03/15 |
JAN | 9784106006418 |
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方舟さくら丸
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方舟さくら丸
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「方舟さくら丸」安部公房著、新潮社、1984.11.15 333p ¥1,600 C0393 (2020.11.20読了)(2020.11.11借入) 別冊NHK100分de名著「ナショナリズム」で四冊の本が紹介されています。 第1回 ベネディクト・アンダーソン『想像の共同体』 ...
「方舟さくら丸」安部公房著、新潮社、1984.11.15 333p ¥1,600 C0393 (2020.11.20読了)(2020.11.11借入) 別冊NHK100分de名著「ナショナリズム」で四冊の本が紹介されています。 第1回 ベネディクト・アンダーソン『想像の共同体』 大澤真幸 第2回 マキャベリ『君主論』 島田雅彦 第3回 橋川文三『昭和維新試論』 中島岳志 第4回 安部公房『方舟さくら丸』 ヤマザキマリ その中で、ヤマザキマリさんが安部公房著『方舟さくら丸』を紹介しています。 そこで、この本が図書館にあったので借りてきて読みました。 最後の場面の意味が、よく分からなかったのですが、ヤマザキマリさんの上記の解説を読み直して、納得しました。面白いけど、意味を読み取るのは、なかなか難しいですね。 【目次】 1 《豚》もしくは《もぐら》がぼくの綽名である 2 いずれユープケッチャを図案化して、グループの旗にしてもいい 3 サクラに〔生きのびるための切符〕を持ち逃げされた 4 ぼくの生物学上の父親は通称〔猪突〕と呼ばれ…… 5 便器にしゃがんで、旅をする 6 廃車のドア 7 罠と便器 8 失意の水っぽさは、履きなれた靴のようによくなじむ 9 再び便器について 10 サクラ失踪、尻叩きの儀式 11 坑道口は一見したところ、壁の角にそそり立つ鋭い裂け目に見える 12 脛に傷のない者はいない 13 〔ほうき隊〕のことは新聞の地方版にも掲載された 14 ボウガンを腕にサクラが先に立った 15 オリンピック阻止同盟のメンバーは、胸に豚バッジをつけている 16 ―こちら、モグラ、どうぞ 17 サバイバル・ゲーム 18 そして便器に墜落した 19 空気生物 20 死体はビニール・シートに包まれて 21 『豚の死体無料贈呈 腸詰め製造業者殿』 22 影の副官 23 「空が見たい……ある平和な日に、人知れず」 24 脱出 25 透けた街 ☆関連図書(既読) 「ナショナリズム」大沢真幸・島田雅彦・中島岳志・ヤマザキマリ著、NHK出版、2020.09.30 「君主論」マキャヴェッリ著・黒田正利訳、岩波文庫、1935.08.15 「マキャベリ『君主論』」武田好著、NHK出版、2011.10.01 「ナショナリズムの仁・義」西部邁著、PHP研究所、2000.12.25 「壁」安部公房著、新潮文庫、1969.05.20 「けものたちは故郷をめざす」安部公房著、新潮文庫、1970.05.25 「飢餓同盟」安部公房著、新潮文庫、1970.09.25 「第四間氷期」安部公房著、新潮文庫、1970.11.10 「反劇的人間」安部公房・キーン著、中公新書、1973.05.25 「榎本武揚」安部公房著、中公文庫、1973.06.10 「水中都市・デンドロカカリヤ」安部公房著、新潮文庫、1973.07.30 「人間そっくり」安部公房著、ハヤカワ文庫、1974.10.15 「内なる辺境」安部公房著、中公文庫、1975.07.10 「砂の女」安部公房著、新潮文庫、1981.02.25 「箱男」安部公房著、新潮文庫、1982.10.25 (「BOOK」データベースより)amazon 地下採石場跡の巨大な洞窟に、核シェルターの設備を造り上げた元カメラマン「モグラ」。“生きのびるための切符”を手に入れた三人の男女とモグラとの奇妙な共同生活が始まった。だが、洞窟に侵入者が現れた時、モグラの計画は崩れ始める。その上、便器に片足を吸い込まれ、身動きがとれなくなってしまったモグラは―。核時代の方舟に乗ることができる者は、誰なのか。現代文学の金字塔。
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要らないものと足りないものが多いような気もするけれども ずずっと読んでしまう、面白かった。 異常に湿度が高い部屋で からからに乾いた唇を舐め続けなきゃいけないみたいな、本。 最後がちょっとキレイで不満ではあった。 『砂の女』『箱男』とこれで、三冊目。 なぜかはわから...
要らないものと足りないものが多いような気もするけれども ずずっと読んでしまう、面白かった。 異常に湿度が高い部屋で からからに乾いた唇を舐め続けなきゃいけないみたいな、本。 最後がちょっとキレイで不満ではあった。 『砂の女』『箱男』とこれで、三冊目。 なぜかはわからないけれども、坂口安吾が読みたくなった。 「ユープケッチャ」声に出して言ってみると 初めて言ったんじゃないと思えるような、不思議な響き。
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むずかしい。 誰が生きのびられるのか、誰が生きのびるのか、考えたこともなかった。 いらない描写も多くて最初の方は特にわかりにくい。 読み終えると、解釈の余地が多くあり、読み直す価値があると思う。
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