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くろべのツンコぎつね
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 小峰書店 |
| 発売年月日 | 1977/05/01 |
| JAN | 9784338015035 |

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くろべのツンコぎつね
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商品レビュー
3.5
2件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
『くろべのツンコぎつね』(大割輝明/小峰書店)を読んで、強く心を揺さぶられるような展開があったわけではない。けれど読み終えてから、じわじわと「野生動物と人間は共存できるのか?」という問いが残り続けた。 私は基本的に「共存はできない」と考えている。一度人間に餌をもらった動物は、もうその経験を忘れることはできない。それは人間にとって「かわいい」存在でも、動物にとっては生き延びるための「生存戦略」でしかない。人間に近づく動物は弱っていくし、人間もまた“かわいそう”の感情だけで手を差し伸べた時、本当にその命のためになっているのかはわからない。 物語の中で、せいさくがコギツネを育てる場面がある。もし私がその立場でも、やっぱり見捨てられなかったと思う。けれど自然界であれば、それは本来「死んでいく命」だったはずで、人間の手によってその運命が変えられたのは、やっぱり人間のエゴでもある。 この作品は1977年に出版された絵本だ。いまから50年近くも前。当時と今では「自然との関わり方」がまったく違う。今ほど情報も発達していなかったし、環境問題が一般家庭で語られることも少なかったかもしれない。猟師の数も多く、山や動物はもっと「生活の一部」として身近にあった。 私が生まれた頃には「自然は人間が壊してきた」「この地球を守るのは私たち一人ひとり」というメッセージがあたりまえだった。環境保護や動物保護は“良いこと”としてすでにセットで語られていた。『ドラえもん』など子ども向け作品の中でも「自然を守ろう」というテーマはよく描かれていたと思う。だからこそ、私は「自然は壊すものではなく守るべきもの」という価値観が当たり前になっていた。 でもこの絵本の時代は違う。「自然の中でどう生きていくか」「動物とどう関わるか」をもっと身近で現実的に考えていたはずだ。その視点に立ち返ると、人と動物が共存できていた時代の工夫や知恵にも、今の私たちが学ぶべきことがあると感じた。 一冊の絵本をきっかけに、自分の価値観の成り立ちや、時代ごとの考え方の違いにまで思いを馳せられたのは、とても貴重な経験だった。今の自分の目で読みながら、同時に「当時の空気」にも目を向けることで、作品がもっと立体的に見えてくる。そんなふうに読み継がれていく絵本こそが、名作なのかもしれない。
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家畜を狙う野生動物のキツネと狩人との関係。 敵同士だけれど、相手に対する愛情も感じられる。 子ども向けの優しい絵本だけど、 狩人の野生動物に対する、愛情、尊敬、憎しみが込められていると思います。
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