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アジアはなぜ貧しいのか 朝日選書211
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 朝日新聞社 |
| 発売年月日 | 1982/08/10 |
| JAN | 9784022593115 |
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アジアはなぜ貧しいのか
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マレーシアのセランゴール、インドネシアのスマトラ、フィリピンのミンダナオの三か所をとりあげ、東南アジア諸国が直面している政治経済上の問題を具体的に解説しています。 東南アジア諸国は、西洋による植民地支配と日本の侵攻による混乱を経て、戦後ようやく独立を果たしたものの、いまにいたる...
マレーシアのセランゴール、インドネシアのスマトラ、フィリピンのミンダナオの三か所をとりあげ、東南アジア諸国が直面している政治経済上の問題を具体的に解説しています。 東南アジア諸国は、西洋による植民地支配と日本の侵攻による混乱を経て、戦後ようやく独立を果たしたものの、いまにいたるまで植民地時代以来の構造的問題をかかえています。しかしその問題を、旧宗主国とあらたに独立した国との対立という図式で理解することは、かならずしも適切ではありません。これらの国々では、植民地支配以前から、文化や宗教の異なるさまざまな人びとが相互にかかわって暮らしていました。植民地支配は、そこにもうひとつのエージェントがくわわったことを意味しており、それによって潜在的な問題が表に現われ出たという側面もあります。 さらに、とりわけ農村に暮らす人びとの貧困化を生み出しているのは、西洋に拠点をもつグローバル企業であったり、日本の消費者であったり、東南アジア各国の富裕層であったりと、けっして一枚岩としてとらえることのできない、複雑な様相を示しています。 著者は、「世界のすべての国ぐにが、日本のようにまとまりがよいわけではありません」と述べて、こうした複雑な東南アジア諸国の置かれている状況を具体的に説明しています。こうして本書は、大塚久雄に代表されるいわゆる「国民経済」論の限界を示す一方で、「国民経済」の形成が可能だった国々と、そうではない国々とのあいだに、本質的な差異を設けることにつながるのではないかという危惧もあります。
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(1995.01.22読了)(1991.12.18購入) ☆関連図書(既読) 「バナナと日本人」鶴見良行著、岩波新書、1982.08.20
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