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泣かない女はいない 河出文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 河出書房新社 |
| 発売年月日 | 2007/10/20 |
| JAN | 9784309408651 |
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泣かない女はいない
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泣かない女はいない
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商品レビュー
3.5
60件のお客様レビュー
ただただパートナーの気持ちを考えて切なくなってしまった。少しずつ何かが変わっていく日常の描写に気持ちがとてもざわついた
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
2001年デビューの長嶋有氏。「猛スピードで母は」で芥川賞受賞(2002年)。本作は2005年出版されたもの。 ・・・ 長嶋氏の作品は久しぶりでした。以前『パラレル』という作品を読み、まあ嫌いな感じではないのですが、男性優位な書きぶりで、これは今発表されたら許されないかもなあとハラハラして読んだのを覚えています。 では本作は、というと、とても静的で、淡々としていました。 逆に『あれ、長嶋有ってこういう感じだったんだ!?』と思い過去のブログのポストを再確認したほど。 ・・・ で、本作、中篇の表題作『泣かない女はいない』、『センスなし』で構成されています。 『泣かない女はいない』は、とある工場にパートに勤める睦美の、年上の工場の工員にたいする鈍色な恋模様を描く作品。 『センスなし』も、良一と別れ話中の保子の、回想と省察のストーリー。 良一が借りているアダルトビデオの返却に駅まで行って滞納金を一万円以上払ったり、良一のデジカメに知らない女とのツーショットがあったり、心がざわついてもおかしくない場面が続く中、淡々と心象風景が描写されます。その合間に、高校以来の友人みどりとの出会いや、彼らを結び付けた聖飢魔Ⅱの話など、ストーリーにスパイシーな味付けを加えています。豆腐屋のラッパの音だと思ったらG線上のアリアだったとか、くすっと笑える演出も随所に。 時代背景がどちらも2000年前後で、レンタルビデオ屋とか、ケータイを持っていないとか(大人ですよ)、というのが出てきて、わたくし的には世代ドンピシャでちょっと懐かしくなりました。 この作品の何とも言えない静かでふわふわした感覚にあたる言葉を探しあぐねていましたが、歴史家の加藤陽子教授が解説で『火照りと静寂が心に残る』と仰っていました。そうそう、そういう余韻を楽しめる作品だったと思います。 ・・・ ということで、長嶋氏の作品は二作目でした。 作風のかなり異なる作品を書ける器用な作家さんなのだなあと感じました。それでいて自由な感じが羨ましい! あと、二篇とも女性の主人公でしたが、女性の読者からみてこういう気持ちになるのかな?みたいなのは正直思いました。どうなんだろ。 今後も氏の作品を少しずつトラックしてゆきたいと思います。
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ある女性の心の移ろいを描く表題作「泣かない女はいない」と、離婚秒読みの女性のある一日を描く「センスなし」の2作。前者はモノローグが不思議系で、何考えてるのかわかりにくいタイプの女性を表現したのだとしたらうまいなと思った(つまり心の動きがよくわからなかった)。後者は主人公も友人のみ...
ある女性の心の移ろいを描く表題作「泣かない女はいない」と、離婚秒読みの女性のある一日を描く「センスなし」の2作。前者はモノローグが不思議系で、何考えてるのかわかりにくいタイプの女性を表現したのだとしたらうまいなと思った(つまり心の動きがよくわからなかった)。後者は主人公も友人のみどりもユニークで、暗さのなかの自由さが独特な読後感だった。
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