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言葉・狂気・エロス 無意識の深みにうごめくもの 講談社学術文庫
定価 ¥880
825円 定価より55円(6%)おトク
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 講談社 |
| 発売年月日 | 2007/10/12 |
| JAN | 9784061598416 |
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言葉・狂気・エロス
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言葉・狂気・エロス
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商品レビュー
3.7
9件のお客様レビュー
描かれている丸山哲学の全てがわかったわけではないし、おそらくそのほんの一部分だけが私の中に入ってきたのだとは思うのだが、生の円環運動という考え方と心の表層に囚われてそこから抜け出せない第三の狂気という発想は新たな視点、発見であった。難しいけど読んでいてわくわくする本であったことは...
描かれている丸山哲学の全てがわかったわけではないし、おそらくそのほんの一部分だけが私の中に入ってきたのだとは思うのだが、生の円環運動という考え方と心の表層に囚われてそこから抜け出せない第三の狂気という発想は新たな視点、発見であった。難しいけど読んでいてわくわくする本であったことは間違いない。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ソシュール研究の権威という認識ですが、狂気と天才の差異を言語的な観点から解き明かすアプローチはスリリングで、自分の中の言語に対する理解の幅が広がった気がする。 言語が一義的な意味との蝶番でがちがちに結ばれているという一般的な感覚から、そんなものは歴史・社会実践の惰性化であり、言葉の多義性、曖昧さという面があるです。和歌の例なんかは、まさにそうだと腑に落ちる。 狂人の3パターンの分類も非常に興味深い。カオスにとどまる(昼行灯のような感じかな?)、深層心理から表層心理への円環循環が滞ってカタルシスに向かえない、表層心理にのみ留まって固執している。現代人というのは、大抵3番目の狂人にカテゴライズされてしまうのではとぞっとする。 「解読モデル」と「解釈・創造モデル」の対比も胸にくる。これは読書論なんかにも通じるのだろうが、一義的な意味に還元するのではなく、対象に触れるたびに新しい解釈・多義的な意味なんてものを自由に受け取っていくものだ。 イデオロギーに凝り固まるのでなく、柔軟なメタ認知を意識付けしていく必要があるのだろうな、とそこはかとなく思われ。
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記号学の勉強の一環として読みました。駿台の現代文のテキストで読んだことがありました。(p201のデカメロンの話から信号解読のあたりまでであったと記憶しています) ソシュール研究で有名な著者の晩年の作品のうちの一つです。そのため、これまでの内容を総括するような話題が多く、ソシュール...
記号学の勉強の一環として読みました。駿台の現代文のテキストで読んだことがありました。(p201のデカメロンの話から信号解読のあたりまでであったと記憶しています) ソシュール研究で有名な著者の晩年の作品のうちの一つです。そのため、これまでの内容を総括するような話題が多く、ソシュール以外にもサルトル・フロイト・ラカン・シュレーバー・ダリ・ガウディ・世阿弥など、言語学は勿論哲学者や芸術家(広い意味では哲学者と言えるかもしれませんが)まで幅広い人物が次々と登場するため、この本を理解するには広い知識が必要です。 私はもう少し勉強してから再び読むことにしました。
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