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悦楽の園

木地雅映子【著】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 ジャイブ
発売年月日 2007/10/13
JAN 9784861764363

悦楽の園

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商品レビュー

4.3

19件のお客様レビュー

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2015/02/03

相原真琴、13歳。 母親は、15歳で彼女を生んで、死んだ。父親は、どこかに行ってしまった。 祖母と曹祖母と3人で暮らしている。行き場のなくなった子どもたちも同居していて、2人のおばも週の半分はここにいる。 学校の前の席の南一と知り合う。 ある日、彼が教科書に描いた絵を見...

相原真琴、13歳。 母親は、15歳で彼女を生んで、死んだ。父親は、どこかに行ってしまった。 祖母と曹祖母と3人で暮らしている。行き場のなくなった子どもたちも同居していて、2人のおばも週の半分はここにいる。 学校の前の席の南一と知り合う。 ある日、彼が教科書に描いた絵を見せる。奇怪な生き物が蠢く絵だった。 「素敵ね」と、彼女がいったのが、全ての始まりだった。彼は、生まれて初めて彼を受け入れてくれる人間に出会った。しかし、彼女がそのことに気づくまで、たくさんの時間がかかった。 学校はおかしな所だった。普通という概念が作り出され、みんなが、そこからはみ出さないように自分を作っていた。 12歳のとき、真琴は後ろの席の男子に、しつこく攻められていた。無視していたが、ついに担任に話した。担任は、彼は真琴が好きなんだ、といった。 真琴は、学校へ行かなくなった。祖母は、休めば、といい、曹祖母は「逃げてきたのは情けない」という。そして、真琴は普通の家庭は、本人が嫌だといっても、殺されそうになっても、学校へ行け、というのだということを知る。 いけめんの染谷くんが真琴と南に興味を持ち、家にも出入りを始めて、真琴は南を受け入れられない学校を変えていこうと思うのだが…。 真琴という変わった環境で育った女の子が、もっと特殊なところで育った南に出会い、自分の生き方や、生きがたい子どもたちの環境を考え、変えていこうと行動する。 普通とは何か、という問いかけが、全く意識されない中、展開されていくのが凄い。

Posted by ブクログ

2012/01/17

読み終わった後、うーんとうなってしまった。 テーマは重い。 「普通に生きられない」と感じる人たちを「普通」の枠になんとかして押し込めようとする集団の恐さが読み取れました。 私なんぞはごくごく「普通」に「学校に行くのが当たり前」と思って小中学校を過ごしてきたので、その頃はたぶんこ...

読み終わった後、うーんとうなってしまった。 テーマは重い。 「普通に生きられない」と感じる人たちを「普通」の枠になんとかして押し込めようとする集団の恐さが読み取れました。 私なんぞはごくごく「普通」に「学校に行くのが当たり前」と思って小中学校を過ごしてきたので、その頃はたぶんここに出てくる先生みたいな意見を持っていて、「多数サイド」でいることに安心感を持ったんじゃないかなー 少女がたくましいです!喝采したくなるところが多々。

Posted by ブクログ

2011/02/17

革命を起こそうとした少女の物語。 そうか こういう価値観もあるのか。と思った。 基本的にみんな頭いい。 真琴がんばれw 染谷くそかっけぇ!

Posted by ブクログ

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