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うみべのハリー 世界傑作絵本シリーズ・アメリカの絵本
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 福音館書店 |
発売年月日 | 1967/06/01 |
JAN | 9784834000986 |
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うみべのハリー
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商品レビュー
3.6
22件のお客様レビュー
ジーン・ジオン、マーガレット・ブロイ・グレアム夫妻を知らなくても、『どろんこハリー』と聞いたら知っている方もいらっしゃるかもしれない、その絵本が実はシリーズ化していたということを、私も知らなかった。 オレンジと緑を基調としたシンプルで感情表現が明快な絵は、たとえ『かんかんで...
ジーン・ジオン、マーガレット・ブロイ・グレアム夫妻を知らなくても、『どろんこハリー』と聞いたら知っている方もいらっしゃるかもしれない、その絵本が実はシリーズ化していたということを、私も知らなかった。 オレンジと緑を基調としたシンプルで感情表現が明快な絵は、たとえ『かんかんでり』と書かれていても、どこか涼しげで懐かしさを誘う、穏やかな昼下がりといったところだが、本編で起こる展開はちょっと違うようで、海辺で日陰を探そうとする犬の「ハリー」をきっかけに、周りの人達が大騒動していく中で、ハリーの姿が偶然変わってしまうことには、確か前作でも似たような展開があったなと思わずほくそ笑む方もいらっしゃるだろう、そんなシリーズならではの狙ってる感が楽しい。 ただ、前作が『家族に対して抱くハリーの愛情』の素晴らしさを唱えていたのに対して、今回はハリー自身、特別なことは何もしていないけれども、気が付いたら凄いことになっていたという展開であり、その中には読み手にとって、ハリーを気の毒に感じてしまう場面もあるのだろうが、それも気が付いたら、いつも通りの日常に舞い戻っていたことを知ることによって、終わりよければ全て良しではないが、それは色々あっても自分を信じて気の向くままにやっていれば、自然と人生も良い方向にいくのではないかということと、おそらく周りがどう感じようが、ハリー自身は何とも感じていないのではないかと思えたことに、動物と人間の決定的な違いを思い知らせているようで、見方を変えてみると、ハリー自身に周りの人達が踊らされたお話とも捉えられるのである。 しかし、そんなハリーの自然な行動の後に待っていたのは大勢の人達の笑顔であり、おそらくこれもハリー自身は何とも思っていないのだろうが、何気ない海辺のいつもの光景の中で一際目を引いたハリーの出来事は、その場にいた人々にとって特別な思い出となったであろうことは想像に難くなく、それがまた人間では起こり得ない犬ならではの行動である点には、犬と人間との素敵な関係性を描いているようでもあり、ジーン、マーガレット夫妻が抱く犬への溢れんばかりの想いとも感じられた。 そして、今回も前作同様に二枚の扉絵があるのが特徴的で、最初はハリーだけが歩いているが、次の見開きではその前にちゃんと家族が一緒に歩いていることが分かる、それはおそらくハリーがいつも通りの行動をした結果、最後に訪れる展開がものの見事に語っていて、それはたとえ家族が彼をどう扱おうとも、ハリーがその後に何をしようとも、家族のハリーに対する愛情は決して変わらないということなのであり、そうした目には見えない確かな法則のようなものが、日常ではない展開になろうとも日常に舞い戻らせるような、無くてはならない存在に対する絶対的な信頼感がありながらも、最後は更にハリーにとって粋な計らいを見せる、こういう終わり方は狡いなと感じながらも、それはごくごく自然な彼らにとって日常の一コマであるからこそ、飾らない素晴らしさがあるのだろう。
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家族と海に来た犬のハリー。 人がいっぱいの海辺で家族を探すのにひと騒動。 ストーリーがしっかりある絵本。 【ママ評価】★★★ 有名な絵本のようだけど、母は存じ上げず。 図書館で置いていた冊数が多かったので有名なのかと思って読んでみることに。 海外のおしゃれな雰囲気漂う絵が素敵。...
家族と海に来た犬のハリー。 人がいっぱいの海辺で家族を探すのにひと騒動。 ストーリーがしっかりある絵本。 【ママ評価】★★★ 有名な絵本のようだけど、母は存じ上げず。 図書館で置いていた冊数が多かったので有名なのかと思って読んでみることに。 海外のおしゃれな雰囲気漂う絵が素敵。 そのままポストカードとかにしたい感じ。 色合いも爽やかで海の内容にぴったり。 そういうところは、なんだか大人向けな感じさえする。 ママが好きそうな絵本。 ちゃんと読み応えがあって、絵だけで楽しむというのはちょっと難しそう。 幼い子というよりはストーリーを理解できるくらいになった子向けかな。 【息子評価】★★★ 落ち着いた色合いだからか表紙にはあまり惹かれなかった様子。 母が「ワンワン読んでみる?」と促してみると、「これ?」と言いつつ「まあ母が読みたいなら…」みたいな反応で絵本を持ってきた。 読みはじめても、終始大きな反応もなく聞いているだけ。 絵はカラフルではないし、全体的に絵面が大きく変わらないし、子どもっぽい絵本という雰囲気ではないからかな。 普段息子が読んでいる絵本より文章が長いので、飽きずに最後まで読めるかな?と母は若干心配だったけど、そこはちゃんと最後まで集中していた。 犬には多少興味があるようだったけど、終わるなり「じゃあ次の絵本を…」という具合に他の絵本を取りに行った。 もう少し成長してから読む絵本だったかな。 2歳5ヶ月
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230914 いろんな人から追い出されてしまったり、海藻がついたおかげで大勢の人からオバケだと言われたりと、ハリーが可哀想だと思いながら読んでいた。 だけど、ハリーは自分のことを可哀想だとは思っていないんだろうな〜 考えの癖に向き合うには、私にとってちょうど良い1冊でした。 ...
230914 いろんな人から追い出されてしまったり、海藻がついたおかげで大勢の人からオバケだと言われたりと、ハリーが可哀想だと思いながら読んでいた。 だけど、ハリーは自分のことを可哀想だとは思っていないんだろうな〜 考えの癖に向き合うには、私にとってちょうど良い1冊でした。 飼い主と飼い犬との関係、思いのままにそれぞれが表すこと、周りの人や物が関係して何かが起こるから面白くなる、名前があること、 個人的にはそんなことを考えるきっかけにもなりました。 -------- あらすじ 海辺で迷子になった犬のハリーのひと騒動 海辺にやってきた犬のハリーは、かんかん照りが苦手。うちの人のパラソルに入ろうとしますが満員で追い払われます。疲れて座り込んでいると波に巻き込まれて海の中へ。海藻が巻きついたハリーはおばけと間違えられてしまいます。うちの人を探しますが、海辺の人々はみんなそっくりでわかりません。自分の名前が呼ばれた気がして走り出しますが、その声はホットドック屋さんの呼び声で……。ハリーはうちの人に会えるのでしょうか。
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