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みどりのしっぽのねずみ かめんにとりつかれたねずみのはなし
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みどりのしっぽのねずみ かめんにとりつかれたねずみのはなし

レオレオニ【著】

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みどりのしっぽのねずみ かめんにとりつかれたねずみのはなし

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 好学社
発売年月日 1979/03/01
JAN 9784769020110

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商品レビュー

3.5

21件のお客様レビュー

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2024/06/24

「かめんにとりつかれたねずみのはなし」 …仮面に取り憑かれたねずみの話。副題からして、なんだか不穏な予感… 可愛らしい画で描かれており、子どもたちにはその恐ろしさはわからなかったみたい。 もっと大きくなって、この物語の意味を理解したとき、この絵本が違って見えるのだろう。 最初と...

「かめんにとりつかれたねずみのはなし」 …仮面に取り憑かれたねずみの話。副題からして、なんだか不穏な予感… 可愛らしい画で描かれており、子どもたちにはその恐ろしさはわからなかったみたい。 もっと大きくなって、この物語の意味を理解したとき、この絵本が違って見えるのだろう。 最初と最後の同じ画。子どもたちと二つの場面の画を見比べて、一つだけ異なる箇所を見つける。それが、みどりのしっぽのねずみ。 あぁ、やっぱり夢じゃなかったんだ、と思う。過去はなかったことにはできないんだ。 ねずみたちは可愛らしいのだけど、油絵で描かれたその色合いが、不穏な雰囲気を醸し出しているようだった。 レオ・レオニさんは多くの作品を世に残されている。こちらはメッセージ性を感じる作品。他のレオ・レオニさんの作品も読んでいきたいな。

Posted by ブクログ

2024/06/09

〝森の奥の片隅で平和に暮らす野鼠たちがいた。ある日のこと、町からやって来た鼠にマンディ・グラというお祭りの話を聞いて、自分たちも仮面をつけて大いに楽しもう、ということになった。ところが、思わぬ事態が森中に巻き起こることに・・・〟レオ=レオニ作、谷川俊太郎訳のコンビによる“緑の尻尾...

〝森の奥の片隅で平和に暮らす野鼠たちがいた。ある日のこと、町からやって来た鼠にマンディ・グラというお祭りの話を聞いて、自分たちも仮面をつけて大いに楽しもう、ということになった。ところが、思わぬ事態が森中に巻き起こることに・・・〟レオ=レオニ作、谷川俊太郎訳のコンビによる“緑の尻尾”の鼠のお話絵本。

Posted by ブクログ

2024/05/26

 これまで読んだ、レオ・レオニの絵本とは全く異なる、訳者の谷川俊太郎さんが書かれていた、彼の不安と、それ故のメッセージが読みとれるように思われた作品。  何も危惧することの無い平和な地で、穏やかに楽しく暮らしていた、野ねずみたちが、ある日、通りかかった街ねずみからマルディ・グラ...

 これまで読んだ、レオ・レオニの絵本とは全く異なる、訳者の谷川俊太郎さんが書かれていた、彼の不安と、それ故のメッセージが読みとれるように思われた作品。  何も危惧することの無い平和な地で、穏やかに楽しく暮らしていた、野ねずみたちが、ある日、通りかかった街ねずみからマルディ・グラのことを聞いて、「ぼくらも やろう!」と勢いづき、その準備をして、夕方にはそれの再現が始まった。  野ねずみたちの様子がはっきりと変わりだしたのは、仮面を付けてからで、みんな仮面のそれに成りきって、お互いに叫んだり怖がらせたりしている間に、何故か自分たちのことを本当に恐ろしいけだものだと思い込み、それ以後もずっと疑心暗鬼で渦巻く、お互いのことを信じられない毎日が続いた。  衝撃的だったのは、その後みんなの前に現れた、ごく普通のねずみが、彼らには象のように大きく見えたことであり、ここでおそらく読み手は、「何をおかしなことを言っているのか」と思うのかもしれないが、その違和感が大事であることをレオニは訴えたいのだと、私は思い、これには笑えないものがあった。  「マルディ・グラ」というのは、フランス語で『肥沃な火曜日』の意味があり、謝肉祭の最終日にあたるその日は、苦行に入る前に派手に楽しんでおこうといったお祭りであり、そこには快楽の自粛とも捉えられながら、人間ならではの弱さも考慮してくれているように、私には思われた。  しかし、本書の野ねずみたちは、仮面を付けて自由奔放に楽しんでいる間に、マルディ・グラのことも少しずつ忘れ始め、やがては自分自身をも見失ってしまう結果となってしまった。そこに私はどんな状況に於いても、自分というものを維持することの大切さを感じられて、時には暴走するくらい楽しむのもいいけれど、ちゃんと戻って来られるくらいの自制心の必要性と、それがあるからこそ、周りの人達との共存も可能なのだということを、教えられたような気がした。  またレオニの画材についても、同じねずみを扱った「フレデリック」のコラージュとは異なり、本書は油絵で描いてあるのも現実的な立体感を出したくない、あくまでも夢物語であることを殊更に強調したくて、そうした、のっぺりとした描き方をしたかったのではないかと感じられたことに、彼の中の不安感があるように思われてならなかった。  そして、その不安感は、全く同じ絵に見える最初と最後の見開きに於いて、たった一箇所、致命的に異なる部分が、マルディ・グラの為に塗ってしまった『みどりのしっぽ』であることからも窺えて、どんな方法を尽くしても決して色落ちることの無かった、その意味するものとは、もう二度と同じ過ちを繰り返さぬようにと願いを込めた、神の温情なのかもしれない。

Posted by ブクログ

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