おはなしばんざい ミセスこどもの本

アーノルドローベル【著】

• 販売会社／発売会社: 文化出版局
• 発売年月日: 1977/11/10
• JAN: 9784579400843

商品レビュー

2025/12/07

なんてシュールなおはなし。
日本にはない場面展開や登場人物の対話や言葉に
Aさんは、不気味に感じてしまうかもしれないが
Bさんには、大笑いあるかもしれない。

国語2年生「おてがみ」
アーノルド・ローベル作、三木卓訳さんの
タッグ作品を学級文庫に購入。

★引用
「あるひ　すわっておりますとちくちくするものが　ありましたの。
たちあがってみますと、とげのあるきで　ございました。」
「それは　おきのどくです。」
と、おまわりさんはいった。
「わたしが　ひきぬいてさしあげましょう。
そしたらまた　おすわりになれますよ。」
「いいえ、だめです！」
と、おばあさんは　さけんだ。

2025/06/18

いたちに捕まってスープにされそうなねずみが語る、スープを美味しくするために必要なお話、という枠組みですが、どれも可愛くてクスッと笑える、ローベルお得意のストーリーです。私は「とげの　あるき」が一番好き！

2024/10/27

湖永さんのレビューでこちらの絵本を知りました。ありがとうございました！

ねずみのこがイタチに捕まってねずみスープにされそうになる。
ねずみのこは「待って！」と、ストップをかける。
「ねずみスープは〈おはなし〉をいくつか入れないと美味しくならないよ」
イタチは「おいら、〈おはなし〉なんか持ってないな」
ねずみのこは云う。
「僕、持ってる。４つあるんだ。」───。

＊＊＊

まるで『アラビアンナイト』な導入部。
４つのお話はどれも違った趣。
さて、お話を４つ語り終えたねずみはどうなるのか？

ラストは日本の超有名古典文学を思わせる展開。

子どもは絵本の中の「賢い子ども」が大好きなんだろうな。