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まほうだらけの島 文研児童読書館
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まほうだらけの島 文研児童読書館

ネスビット【著】, 中山知子【訳】, おのきがく【画】

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まほうだらけの島 文研児童読書館

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文研出版
発売年月日 1972/06/10
JAN 9784580814172

まほうだらけの島

¥440

商品レビュー

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2024/08/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

児童書なので文字は大きめの80P。挿絵も見開きで入ってる部分もある。サクサク読める。 あらすじは、お妃さまが魔法使いに『赤ちゃんが欲しい』と頼むと、女の子が与えられた。それを知った王様は男がよかったと激怒して、年頃になった王女様を渦に囲まれた島に閉じ込める。魔法使いによって王女様は年をとらず、お妃さまと魔法使いは王子様が現れるまで石像になって待つことにした。やがて、王子様がやってきて王女様を救い出す。 これが大まかなあらすじ。おとぎ話にありそうな要素が色々と詰め込まれている。 でも、悪い魔女はいないし、悪い王様は年をとって死んでしまう。 さらに王子様が王女様を救い出すには『時間の計算』をする必要まである。……なんだこの現実的な話。これ、子供がやって解けたら面白いだろうな。アナログ時計を見て解くのが一番手っ取り早いと思う。(答えは出てくるけど、どうやって解くかは出てこない) でも、この本の最後はもっと現実的だった。 『世界じゅうの、たいていの人が、だれだって考えるにきまっています。じぶんではたらいて、かせいで食べて、しかも、楽しくくらしていけるなら、それいじょうのしあわせなんかあるものか、とね。』 ファンタジー要素ゼロの現実でラストが終わってる。だから、王女様は自力で何とかしていて幸せだよという話。 強い……強すぎる。ここまで読んだファンタジーが『現実』に塗り替えられていく。 最後は作者のネスビットさんの話が少し書いてある。魔法の出てくる話を作る名人。……この紹介文も面白くて好き。これは訳者が面白いのかな。最後までユーモアたっぷりでクスリと読ませる文章で書かれてる。 1868年生まれで17歳で雑誌に詩を書いていた。子供のころから小説家になるのが夢で一生その夢と友達付き合いをしていた。……夢と友達付き合いって、面白い表現だなと思ってしまった。 最後にネスビットさんが天国へいったのは1924年。……ちょうど百年前。百年前に亡くなった作家の作品を読んでることに感動してしまう。 最後までいろんな意味でワクワクさせてくれた本。 さて、他の本も楽しく読む。

Posted by ブクログ

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