言ってはならない！その一言 人はなぜ「不用意な言葉」にムッとするのか

高嶋秀武【著】

• 販売会社／発売会社: こう書房
• 発売年月日: 2007/10/04
• JAN: 9784769609537

商品レビュー

2025/03/04

「失言は、人間関係を一発で破壊する」
ついうっかりの回数を極力減らし、たとえ失言しても効果的なリカバリーをすることで、良好な人間関係を保つことができる。
ベテランアナウンサーでラジオパーソナリティの著者の会話のテクニック大公開。

まず古い。これは当方の問題でもあるけれど、啓発本は古いのを読んじゃだめですよね、時代に合わない。そんなにハッとするようなことも言ってないし、なんだか微妙にずれてる。そして男性（おじさん）向けかな。
性差なのか個人差なのか、違うんだよな～というのがちょくちょく。掃除中の妻が横になっている夫に「暑苦しい」これは体型を言っているのではなく、（何自分だけくつろいでんだよ、邪魔！）ってことです。さらには、他愛のない失言の章で、兄嫁が「あら、太郎さんは面食いだって言ってたのに…」これどう聞いても悪意あります。逆にない方が厄介。本気で思ってるってことだし、それを言ってしまう無神経さ。そしてたぶん著者は、憤慨する嫁に「まあまあ、悪気はなかったんだよ」とか何とか言って火に油を注ぐタイプと見た。
とにもかくにも、昭和中期のおじさんに、昭和後期のおじさんがもの申しているように思えてしまいました。