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戦嬢の交響曲(3) ファミ通文庫
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戦嬢の交響曲(3) ファミ通文庫

築地俊彦【著】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 エンターブレイン
発売年月日 2007/09/29
JAN 9784757736832

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2008/11/03

いなくなって初めて分かる事

第3巻は、これまでの流れを踏襲しつつも佑鹿が他の班に転籍する事態を受け、八班での、そして雪風にとっての佑鹿の存在を知らしめる話となった。先のラルワとの戦いで仲間を失った榛名と野分の所属替えの代わりに、佑鹿が校内最強といわれる永嘉舎の、しかも特別班に転籍することになった。交換条件だ...

第3巻は、これまでの流れを踏襲しつつも佑鹿が他の班に転籍する事態を受け、八班での、そして雪風にとっての佑鹿の存在を知らしめる話となった。先のラルワとの戦いで仲間を失った榛名と野分の所属替えの代わりに、佑鹿が校内最強といわれる永嘉舎の、しかも特別班に転籍することになった。交換条件だがヘッドハンティングである。この特別班は佑鹿の状況判断能力やとっさの決断、普段の勉学で培った知識や班員のために頑張る姿勢、センスなどの資質を見抜いたのである。転籍が決まった後の青葉と五十鈴のやりとり、それに続く雪風、青葉、佑鹿のやりとりが可笑しい。激昂しながらも寂しがる青葉のどさくさに紛れて五十鈴は佑鹿を憎からず想っていることを吐露しちゃってるし、特別班班長の天城佐由梨を誉め讃える佑鹿の言葉に雪風も過剰反応、結果的に佑鹿の特別班行きを決定付けてしまう。佑鹿の転籍後、何もやる気が起きずにロビーでぼんやりする雪風という珍しいシーンがある。そして八班は佑鹿の不在を思い知ることになる。全然勝てないのである。比べて特別班はさらに強くなる。佑鹿を信頼する特別班の仲間が縦横無尽に活躍する。佑鹿と特別班の双方にプラス要因とメリットを与える、通常なら誰が見ても異を唱えるハズの無い転籍である。しかし佑鹿は八班が気になって仕方が無い。特別班が出来すぎていて世話の焼き場が無いという矛盾を感じたこともあるが、その世話というのが八班を通した雪風へのものだからである。そんな中、八班と特別班に郊外実戦の機会が訪れる。このタイミングで野分が八班に合流するが、五十鈴と同じく野分も雪風が佑鹿に頼った戦闘スタイルに変わってきていることを指摘する。実は雪風も佑鹿も気付いていない事を周りが指摘する描写が本巻では幾つか見受けられる。そうした演出でお互いの存在意義を知らしめる手法がベテラン作家ならではの巧みさである。郊外実戦では出雲の企みでラルワが大発生し実習どころではなくなる。八班のところには出雲自身が現れ、榛名を連れて行こうとする。特別班は脱出に成功するも八班は絶体絶命の窮地に陥る。このピンチを救うのが、ある決意を固め、特別班から離脱して颯爽と登場した佑鹿である。本来なら来るハズの無い、来られるハズの無い佑鹿の登場はかなり、ベタなヒーロー漫画並みにカッコ良い。こんな状況下でも減らず口をたたく雪風を尻目に活躍する佑鹿。後から駆け付けた特別班の助太刀もあって出雲を退ける。傷付いた雪風をお姫様だっこする佑鹿を見て佐由梨も佑鹿の本来いるべき場所を悟るのである。最後に特別班をクビになった佑鹿が八班に戻って来るのだが、喜び歓迎するみんなの中での雪風の振る舞いが実にカワイイ。しかも佑鹿の決意を耳にして湯気をあげるほど真っ赤になる。この挿絵がまた悶えるほどカワイイのである。第1巻に続き最後の挿絵には油断禁物である。出雲の真意が分からず不気味な点がまだ残るが次巻で大きく動くかもしれない。あと、余談だが本巻では誤植が目立った。第2版以降で修正されたであろうか。

DSK

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