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なおみ 日本傑作絵本シリーズ
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 福音館書店 |
発売年月日 | 2007/10/10 |
JAN | 9784834022971 |
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なおみ
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商品レビュー
4.3
19件のお客様レビュー
展覧会ではかなり怖く感じたが、絵本を取り寄せて再読してみると、少女が思春期を迎え手放すもの持ち続けるもの心の奥にしまっておくものなど郷愁を感じさせる読後感。 「ふるいおしろのあるまち」ってどこなのだろう。 人形なおみの潤いのある瞳に吸い込まれそう。 なおみと同じ黒髪の少女の一人遊...
展覧会ではかなり怖く感じたが、絵本を取り寄せて再読してみると、少女が思春期を迎え手放すもの持ち続けるもの心の奥にしまっておくものなど郷愁を感じさせる読後感。 「ふるいおしろのあるまち」ってどこなのだろう。 人形なおみの潤いのある瞳に吸い込まれそう。 なおみと同じ黒髪の少女の一人遊びが楽しそうで、儚い美しさ。
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日本人形のなおみとわたし、循環する時の物語。ノスタルジー溢れる写真と谷川俊太郎氏による詩のコラボレーション。ページの向こうからあるはずのない音がとどく。時計の音、古い歌、囁き声、ひぐらし。傑作絵本の名にふさわしい名作だ。 「写真」というメディアならではのメッセージ性が感じられた...
日本人形のなおみとわたし、循環する時の物語。ノスタルジー溢れる写真と谷川俊太郎氏による詩のコラボレーション。ページの向こうからあるはずのない音がとどく。時計の音、古い歌、囁き声、ひぐらし。傑作絵本の名にふさわしい名作だ。 「写真」というメディアならではのメッセージ性が感じられた。時間は写真の中に凝固して、ある意味では異化される。写真に映る像は過去だが、こちらがそれを見て、何かを感じている瞬間は常に現在だ。こうした対象との距離感は、本来ならば同一存在であるはずの「わたし」となおみがまるで分身のように離れているのと通じている。 実際、撮影されたモデルはもう中高年女性だろう。でも写真の中には少女がいて、モデルとは無関係に存在し続ける。永遠に成長しない人形として閉じ込められている。 わたしはなおみであり、なおみはわたしなのだ。娘もまた新たな「わたし」でしかない。なおみの死とは少女性の死に他ならず、それは当事者にとっての死ではもちろんない。外部からの視点による喪失感である。 この作品はまぎれもなく名作だと思う。しかし、過去を所有し、愛でようとする、という意味では完全に大人むけの内容だ。写真にロリコン趣味が入っているのも、偶然というよりはむしろロリコン趣味そのものの内容だからだろう。
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昭和初期? ぬいぐるみ等ない時代の 少女と玩具の絆を描いた本なのだろうが 現代において どうやってもホラー。 写真ではなく絵だったら どんなに素敵だろう。 もったいない。 年配の方に読んでほしい。
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