なおみ の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
日本人形のなおみと私の関係を子供の目線から綴った写真絵本。少女の成長を扱った本だと思うんですが、なんか怖い。 ぼやけた白昼夢みたいな写真と、なおみの佇まいに寺山修司的ニュアンスがあるんです。文章は谷川俊太郎先生なんですが、語り口もわざわざ不気味な印象。ストーリー展開もなんか怖いんですよ。 そして、1メートルはあろうかという、なおみの存在感。それがこの絵本を統べてる気がします。 読んだ時の年齢でも読後感が違うと思うので、ぜひ感想を聞いて回りたい一冊です。
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実写の絵本なんて初めて⋯。 登場するのは、女の子となおみという名の日本人形。 なおみは1メートルくらいはありそうな大きさ。 実写というのもあってか紙からも息づかいが感じられそうなほど生々しい。 うちに日本人形はなかったけど、シルバニアファミリーよりもリカちゃんやメルちゃんのような...
実写の絵本なんて初めて⋯。 登場するのは、女の子となおみという名の日本人形。 なおみは1メートルくらいはありそうな大きさ。 実写というのもあってか紙からも息づかいが感じられそうなほど生々しい。 うちに日本人形はなかったけど、シルバニアファミリーよりもリカちゃんやメルちゃんのような人間の形に近い玩具に対して「動き出すんじゃないか」という恐怖を時々感じていた幼少期を思い出した。 この女の子はなおみとおままごとをしたり一緒の布団でねむったりしているみたいだけど怖くないのかな⋯。 もしうちになおみがいたら不気味でしょうがない!
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ホラーなみに怖いです。主人公の わたし は なおみが大好き。なおみは病気になり死んでしまった。突然の別れ、、と思いきや わたし が大きくなり、屋根裏部屋で出会った。そして眠ってる我が子の隣になおみをおく。 はたからみたら怖いです
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穂村弘さんの「僕の宝物絵本」で紹介されていた作品。 谷川俊太郎さく そして、本作は絵ではなく写真 かなり大きい(ほぼ少女サイズの)日本人形と女の子の絵本?ではなく写真絵本です。 そう、写真絵本というジャンルでした。お初。 タイトルと表紙の写真… なかなか手に取りづらい… 日...
穂村弘さんの「僕の宝物絵本」で紹介されていた作品。 谷川俊太郎さく そして、本作は絵ではなく写真 かなり大きい(ほぼ少女サイズの)日本人形と女の子の絵本?ではなく写真絵本です。 そう、写真絵本というジャンルでした。お初。 タイトルと表紙の写真… なかなか手に取りづらい… 日本人形… なおみという名前 やっぱり ちょっと 怖かったです ホラー感ありあり 歴史を経て、経て 少女の友達としての 日本人形…なおみ… ロマン…… いやぁ ホラー感マシマシ 時の流れを感じる作品。 端正で綺麗な顔立ちの日本人形の美しさ に集中すれば吸い込まれそうです この人形の独特の雰囲気… なおみに宿る魂的な 霊的な… 綺麗なんですが…怖い… 綺麗なものには、なんちゃら… なんとも言えない おもしろいジャンルではありました。 そして、初版が40年ほど前。 この写真絵本も時を超えてきたのを思うと 時を経て変わるもの変わらないもの… 封じ込められた時を感じました。
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図書館本。不穏なじめっとした雰囲気の絵本。そんななかでも、市松人形のなおみの瞳がとても澄んでいて惹かれました。また「そらににじがたつ」という表現が、とても綺麗だなと思いました。あらためて谷川俊太郎さんのことばが、私は本当に好きだったんだなと再認しました。
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2024年11月21日市立図書館 追悼読書用にいままで読んだことない絵本を借りてきた。怖いという噂は聞いたことがある気がする。市松人形と一人の女の子の写真で構成された作品。 「なおみ」は市松人形の名前。女の子の相棒として、いっしょに遊んだり、寝たりする。どこまでもそれが続くのか...
2024年11月21日市立図書館 追悼読書用にいままで読んだことない絵本を借りてきた。怖いという噂は聞いたことがある気がする。市松人形と一人の女の子の写真で構成された作品。 「なおみ」は市松人形の名前。女の子の相棒として、いっしょに遊んだり、寝たりする。どこまでもそれが続くのかと思ったら、あるところで突然なおみは去る。ということは⋯? と想像力がかき立てられる結びだった。
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展覧会ではかなり怖く感じたが、絵本を取り寄せて再読してみると、少女が思春期を迎え手放すもの持ち続けるもの心の奥にしまっておくものなど郷愁を感じさせる読後感。 「ふるいおしろのあるまち」ってどこなのだろう。 人形なおみの潤いのある瞳に吸い込まれそう。 なおみと同じ黒髪の少女の一人遊...
展覧会ではかなり怖く感じたが、絵本を取り寄せて再読してみると、少女が思春期を迎え手放すもの持ち続けるもの心の奥にしまっておくものなど郷愁を感じさせる読後感。 「ふるいおしろのあるまち」ってどこなのだろう。 人形なおみの潤いのある瞳に吸い込まれそう。 なおみと同じ黒髪の少女の一人遊びが楽しそうで、儚い美しさ。
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日本人形のなおみとわたし、循環する時の物語。ノスタルジー溢れる写真と谷川俊太郎氏による詩のコラボレーション。ページの向こうからあるはずのない音がとどく。時計の音、古い歌、囁き声、ひぐらし。傑作絵本の名にふさわしい名作だ。 「写真」というメディアならではのメッセージ性が感じられた...
日本人形のなおみとわたし、循環する時の物語。ノスタルジー溢れる写真と谷川俊太郎氏による詩のコラボレーション。ページの向こうからあるはずのない音がとどく。時計の音、古い歌、囁き声、ひぐらし。傑作絵本の名にふさわしい名作だ。 「写真」というメディアならではのメッセージ性が感じられた。時間は写真の中に凝固して、ある意味では異化される。写真に映る像は過去だが、こちらがそれを見て、何かを感じている瞬間は常に現在だ。こうした対象との距離感は、本来ならば同一存在であるはずの「わたし」となおみがまるで分身のように離れているのと通じている。 実際、撮影されたモデルはもう中高年女性だろう。でも写真の中には少女がいて、モデルとは無関係に存在し続ける。永遠に成長しない人形として閉じ込められている。 わたしはなおみであり、なおみはわたしなのだ。娘もまた新たな「わたし」でしかない。なおみの死とは少女性の死に他ならず、それは当事者にとっての死ではもちろんない。外部からの視点による喪失感である。 この作品はまぎれもなく名作だと思う。しかし、過去を所有し、愛でようとする、という意味では完全に大人むけの内容だ。写真にロリコン趣味が入っているのも、偶然というよりはむしろロリコン趣味そのものの内容だからだろう。
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昭和初期? ぬいぐるみ等ない時代の 少女と玩具の絆を描いた本なのだろうが 現代において どうやってもホラー。 写真ではなく絵だったら どんなに素敵だろう。 もったいない。 年配の方に読んでほしい。
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怖いというよりも、心に静かに語りかけるものがあった、深い作品。(そりゃ私はこどもではないからね) 人形の表情が変わっている、みたいな都市伝説もあるようだが、あながち間違ってもいない。撮影者がその手の界隈で有名な人であるからか、なおみと少女の姿は、どこか耽美で背徳的な感じがする。...
怖いというよりも、心に静かに語りかけるものがあった、深い作品。(そりゃ私はこどもではないからね) 人形の表情が変わっている、みたいな都市伝説もあるようだが、あながち間違ってもいない。撮影者がその手の界隈で有名な人であるからか、なおみと少女の姿は、どこか耽美で背徳的な感じがする。例えるなら女性崇拝的な。 話の内容としては「世代を超える人形遊び」をメルヘンチック描いたものだと思う。いつかは「人形遊び」を卒業する時がやって来る。それを「死んだ」と表現しているあたり、べつに人形遊びが恥ずかしくなったわけではないのだな、とは思ったけれど、そこには彼女なりの人形に対する愛情のような執着のような何かがあったのだろう、とも思う。しっかりなおみがしまわれていることを大人になったら思い出しているし、やはり少女時代における人形との思い出は、どんな形であれ心に刻まれていくものなのだろう。 まあでも、その思い出の人形が黒髪の日本人形だと、ちょっと怖いよね(笑)
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