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商品レビュー
3.8
13件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
4つの短編からなる切ない話。 針は 医療従事者の研修医の不手際と二重チェックしなかった看護師と巡回しなかったのと、様々な要因を全て他の医学部から来たチーフレジデントに罪を被せる。 これはきちんと読めないぐらいに許せない話だった スターバードマーテルは 元妻が元夫の幼稚園児殺害に至る経緯を細かく弁護士に手紙を書く内容。 DVにあいながらも本当は旦那は優しい、弱いから殴る。 殴られて流産した子どもを愛していたと、自分では死ねないから死刑にして欲しいと懇願する。 離婚も自分が旦那の心内を知ってしまって憎悪に変わったので逃げた。 離れてもDVの影響は大きいのを知る。 鏡は 13歳の女の子が援交の故殺されてしまう。 中学教師の冴えない男もその女の子と援交しようとしていたがどうしても出来なくて女の子の拠り所となるが、自分の保身の為拒絶する。 最後まで気の弱い教師だった。 ディアローグ 妻子共に鬱病に冒され家事、仕事、看護に追われる男が息子の自殺を期に過去を振り返り妻の才能を押しつぶして家事を妻に任せ、発病のきっかけ、自分の考えを息子に押し付けて息子の意見をきいてやらなかったことへの後悔。 これはどの家庭でも起こりうる内容で、胸を打たれる話だった
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針 / 書き下ろし スターバート・マーテル / 書き下ろし 鏡 / 書き下ろし ディアローグ/ 書き下ろし 解説(長田渚左) 『深層』 2002.9 光文社刊 文庫化 カバーデザイン 泉沢光雄 カバー写真 TOMOMI SAITO/A.collection/amanaimag...
針 / 書き下ろし スターバート・マーテル / 書き下ろし 鏡 / 書き下ろし ディアローグ/ 書き下ろし 解説(長田渚左) 『深層』 2002.9 光文社刊 文庫化 カバーデザイン 泉沢光雄 カバー写真 TOMOMI SAITO/A.collection/amanaimages カバー印刷 堀内印刷 印刷 堀内印刷 製本 関川製本
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うーん、立場が違えば皆切ない人々、ってゆーことなのかな…。 一話目の「針」のような立場にたたされてしまう社会的弱者は、いたるところにいそうだけど。 「鏡」のウサギの生い立ちはなんかケータイ小説にありがちな感じで微妙(って、ケータイ小説読んだ事無いけどw) 「ディアローグ」は...
うーん、立場が違えば皆切ない人々、ってゆーことなのかな…。 一話目の「針」のような立場にたたされてしまう社会的弱者は、いたるところにいそうだけど。 「鏡」のウサギの生い立ちはなんかケータイ小説にありがちな感じで微妙(って、ケータイ小説読んだ事無いけどw) 「ディアローグ」は引き込まれる文章はすごいけど、智恵子抄と大江健三郎混ぜたみたい…。 「スターバート・マーテル」はなんか切ない…不覚にも泣きそうになった。いや、事件そのものと犯人は許せないんだけど。 って事で、可もなく不可もなし。
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