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金子みすゞ ふたたび
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金子みすゞ ふたたび

今野勉【著】

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金子みすゞ ふたたび

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 小学館
発売年月日 2007/10/01
JAN 9784093877336

金子みすゞ ふたたび

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商品レビュー

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2016/03/20

今野さんは平成7年(96年)にNHKスペシャルでみすずをとりあげた際、番組の演出を担当した人だ。その今野さんが10年後の再放送を機に、ふたたびみすずのふるさとである仙崎を訪れ、みすずにからむ謎に挑戦していったのが本書である。実際、みすずを世に広く知らせた矢崎さんのみすずの生涯を読...

今野さんは平成7年(96年)にNHKスペシャルでみすずをとりあげた際、番組の演出を担当した人だ。その今野さんが10年後の再放送を機に、ふたたびみすずのふるさとである仙崎を訪れ、みすずにからむ謎に挑戦していったのが本書である。実際、みすずを世に広く知らせた矢崎さんのみすずの生涯を読んでも、よくわからないところがいくつもある。たとえば、みすずの父は本屋の仕事で中国で働いていたとき、中国人に殺害されたことになっている。それがゆえ、みすずとともに無縁墓に葬られている。しかし、今野さんは当時の新聞を調べることで、みすずの父は決して殺害されたのではなく病死であることをつきとめる。であるなら、なぜみすずの母はその死を他殺とみんなに告げたのであろう。なぜ無縁墓に葬ったのであろう。しかも、みすずの父は亡くなった当時、当地の新聞では独身ということになっていたのである。みすずの生涯の中で最も大きな謎は彼女がなぜ、自死という道を選んだかである。しかも、その前日に自分の遺影まで撮っている。みすずは童謡をつくったり、仲間との交流をやめるよう夫に言われたりしているが、それでもやめはしなかった。娘を取り上げられるという日に自死したことになっているが、その日宮本はみすずの弟のいる東京にいて、みすずの死を知った二人はいっしょに仙崎に帰ろうとしている。弟が宮本を憎んでいるとしたらそんなことをするだろうか。みすずの死の原因はもっとほかのところにあるのではないか、それはある意味みすずが自ら自己完結をしていたからではないかなどと探索をすすめる。最初のみすずの生まれた場所の探索は執拗なほどで、ちょっとついていけないところもあったが、みすずをより深く知りたい人には必読の書である。

Posted by ブクログ

2007/11/05

この本自体は、TVディレクターの今野さんが以前撮ったNHK「こころの王国」をもう一度思い出して、その不完全な部分を追跡するというもの。

Posted by ブクログ