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ぼくらは機関車太陽号 新日本創作少年少女文学16
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新日本出版社 |
発売年月日 | 1993/03/01 |
JAN | 9784406001830 |
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ぼくらは機関車太陽号
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子どもの頃、大好きだった本。当時の自分がどんなことを感じていたのか、想像しながら読んだ。 新しくやってきた変わり者の校長が提案する「歩き遠足」に、子どもたちは反発するのだが、 反対の根拠を示すために、その道のりを自分たちで自転車でチェックする。 その過程で、先生たちの事前調査の問...
子どもの頃、大好きだった本。当時の自分がどんなことを感じていたのか、想像しながら読んだ。 新しくやってきた変わり者の校長が提案する「歩き遠足」に、子どもたちは反発するのだが、 反対の根拠を示すために、その道のりを自分たちで自転車でチェックする。 その過程で、先生たちの事前調査の問題を見つけるのだが、同時に、車の走らない昔の道を のんびり自転車で走る楽しみも見つけ、今度は自分たちで、代わりの目的地を決めることを提案する。 物語のクライマックスは、その歩き遠足の当日で、調査チームの子どもたちは、救急車ならぬ救おそ車として リヤカーをひっぱっていくのだが、その場面は記憶に残っていた。 クラスの中で意見を戦わせて、いろいろなことを決めていくシーンが多いのだが、 そういうことにあこがれて、僕は、きっと学校の児童会に参加していたのだろうけれど、 現実にはそういう「意見の衝突」という場面はなかったし、みなで団結して何かをなすということも結局できなかった。 そういうことはフィクションの中でのこととあきらめていたのかもしれない。 また、先生がそうした子ども達と向かい合って、どんなことを感じているのかという話が(古田さんの作品ではいつものことだが) リアルに描かれていて、先生も一人の人間なんだなあということをきっと感じたのだと思う。 また、先生も悩み葛藤し、他の先生とぶつかったりしながら、成長していく姿に、今回は心打たれた。 子どもの頃読んでいなかった、他の古田さんの作品も読んでみたい。
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