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ぼくがぼくであること 岩波少年文庫086

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商品詳細
内容紹介 | 実業之日本社 1969年刊の再刊 |
---|---|
販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
発売年月日 | 2005/07/15 |
JAN | 9784001140866 |


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ぼくがぼくであること
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商品レビュー
4.2
32件のお客様レビュー
こんなお母さんの子なのに秀一は自由奔放に育って良かったなあと思いながら読んでいた。こんな家飛び出せて良かった。こんなお母さんに育てられたら逃げたくなるよね。人生を無駄にしちゃだめ。自分を守らなきゃ。お兄さんの良一も、実はちゃんと自分を守った。「お母さんのように人を愛することもしな...
こんなお母さんの子なのに秀一は自由奔放に育って良かったなあと思いながら読んでいた。こんな家飛び出せて良かった。こんなお母さんに育てられたら逃げたくなるよね。人生を無駄にしちゃだめ。自分を守らなきゃ。お兄さんの良一も、実はちゃんと自分を守った。「お母さんのように人を愛することもしないで目先のことだけで結婚し、ただ自分の気分のためだけに子供を勉強へ追いやり、ちっぽけな安楽のためにだけ子供をへやり・・」よく言った!スッキリ!そして、その後の言葉で、私は「そういうことなの??」とわかったようなわからないような気持ちになった。「そういう社会に無関心な人たちが、このどうしようもない社会を作ってしまったんだ」って言葉。無関心な人の集まりって実はとても怖いことなのかもしれない。 夏代の言葉で「夏代がお母さんに会いたいと思っていることで困ったり、不幸になったりしてもしょうがないわ」という言葉がある。お母さんに会わないことが1番正しいのだと思っている周りにいくら反対されても、自分は会いたいのだと主張している。 そのくらい強い決意で臨まないと自分の考えを貫き通すことはできないのだ。 この本を読んで、もっと、自分でよーく考えないと、無関心になっちゃいけない!と思った。
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ふむ、まあ、児童文学だな。 一部、事件の決着が回収されなくてモヤモヤするけど、こんなもんか。 …と、解説ページもパラパラと見ていた。ら。 この著者の作品、大林宣彦監督作品の原作になっているらしい。 え、『転校生』だけじゃなくて、『とんでろじいちゃん』もこの人が原作なんですか!?!...
ふむ、まあ、児童文学だな。 一部、事件の決着が回収されなくてモヤモヤするけど、こんなもんか。 …と、解説ページもパラパラと見ていた。ら。 この著者の作品、大林宣彦監督作品の原作になっているらしい。 え、『転校生』だけじゃなくて、『とんでろじいちゃん』もこの人が原作なんですか!?!? とんでろじいちゃんは、小さい頃に見て、なんだかとても好きなのだ。 小中学生の頃好きだった作家である富安陽子さんが描くような、日常の中に八百万がひょっこり顔を出すような、ワクワク、ちょっぴり怖い冒険が、自分のひと夏の冒険みたいにずっと心に残ってるのだ。 違う作品の話になってしまったけれど、これが自分にとってのこの本についての大事件。
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優等生ぞろいの兄妹の中で、ひとりだけダメな6年生、秀一。極端な教育ママの抑圧に耐えかねて、思いつきから家出する。乗り込んだ軽トラがひき逃げしたのを目撃してしまい、転がり込んだ山奥の一軒家。そこには頑固な老人と孫が二人だけで暮らしていた。同い年とは思えないほど大人びた少女夏代。二人...
優等生ぞろいの兄妹の中で、ひとりだけダメな6年生、秀一。極端な教育ママの抑圧に耐えかねて、思いつきから家出する。乗り込んだ軽トラがひき逃げしたのを目撃してしまい、転がり込んだ山奥の一軒家。そこには頑固な老人と孫が二人だけで暮らしていた。同い年とは思えないほど大人びた少女夏代。二人の暮らしを手伝ううちに、秀一は少しずつ成長していって…。 1969年刊行のため、戦後日本の負の遺産とか、当時の学生運動とかが織り込まれた展開は古さを感じます。それでも、ひと夏の少年の成長物語として、やはり永遠に読み継がれてほしい一作だと思います。
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