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ゆらぎの詩の物語 はなはなみんみ物語2
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | リブリオ出版 |
発売年月日 | 1981/02/05 |
JAN | 9784897840079 |
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ゆらぎの詩の物語
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ゆらぎの詩の物語
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商品レビュー
3.6
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※このレビューにはネタバレを含みます
小人族の生き残りを探し、遥かな海へ家族で漕ぎ出した小人たちは、嵐に巻き込まれ、仲間を失い、不思議な島へとたどり着いた。島は時折激しく身を震わせ、小人たちはせっかく家を建てても壊され、船まで失ってしまう。このままでは小人の国を見つけるどころか、生きていくこともままならない。はなはなとみんみたちは、水中小人隊員だったきゆばあさんの夫が最期に残した「ゆらぎの詩」を頼りに、揺れる島の謎を解き明かそうと、水中くぐりの魔法で海へ探検に出た。 前作で登場した小人の兵器「いかり玉」は、直接手で使用するタイプの武器で、互いに撃ち合い特攻する様子から現実の火薬を想像させた。今回登場する「ゆらぎの柱」は、作り手である小人が滅び、戦争が終わってなお作動し続け、生き残ったいきものたちの生活を脅かし続けていた。さながら地雷ような戦争の負の遺産だ。食糧を得るため、生きるために始まった戦争が、激化するにつれてついには目的を失い、敵を滅ぼすために故郷の大地をも海に沈めてしまう。そんな戦争の恐ろしさ、人間の愚かしさを感じさせる。 今作では男女の愛もテーマのひとつになっている。妻を失ったたちはこころが壊れ、また、はなはなも初めての愛と喪失を知る。愛が目覚めた瞬間のときめき、自分を助けるために相手が命を落とした悲しみ、その両方が優しく穏やかな文体に乗って率直に読む者の心に響く。 戦争をしていた小人たちにも、愛はあったはずなのだ。愛する家族を守るため、男たちは戦争に出たのだろう。はなはなとくりなの純粋な愛を見ていると、一体小人たちはどこで間違って戦争になってしまったのだろうと不思議になる。子供の頃に読んだときは気付けなかったが、ひとたび愛する者を傷付けられ、失ってしまえば、誰かを恨み傷付けなければ心が保てなくなってしまうのかとたちを見ていて思う。それゆえに、戦争はまず、始めないことが肝要なのだ。互いの愛する者を失ってしまってからでは、刃を収めるのは容易ではない。
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子どもの頃、大好きだった「はなはなみんみ物語」の三部作。何十年かぶりに実家から持ち帰り読んでみました。 冒険もの、ファンタジーであると同時に、過去の小人大戦争からの再生の物語でもあり、スケールが大きいのです。 魔法や緑の石の秘密も子どもだましなものではなく、大人になって読んでも納...
子どもの頃、大好きだった「はなはなみんみ物語」の三部作。何十年かぶりに実家から持ち帰り読んでみました。 冒険もの、ファンタジーであると同時に、過去の小人大戦争からの再生の物語でもあり、スケールが大きいのです。 魔法や緑の石の秘密も子どもだましなものではなく、大人になって読んでも納得。 三部作の中で、私が一番好きだったのがこの「ゆらぎの詩の物語」。水中くぐりの魔法に憧れて、プールで呪文を唱え、息止め法を試したっけ。本当にできそうな気がするほど、入れ込んで読んでました。 海の中の描写が素敵で、魚のように自在に水中をくぐるはなはなやくりなが羨ましくて。 登場人物がまた良くて、はかなげででも芯のある美少女くりなが好きでした。 小人や動物の仲間たちとの友情と協力、過去を償うこと、乗り越えて未来へ進むこと、色んなことが詰まった物語。 今読んでも内容は古くなく、いつまでも色あせない読み継がれてほしい物語です。
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揺らぎの詩の物語 わたりむつこ リブリオ こびと版の猿の惑星 人間が自ら自滅を招いた最終戦争で 生き残ったワズカな人間が生まれ故郷に帰り着き その本末転倒した無益な体験で 知識に溺れた唯物社会の愚かさに気付き 視野を広げた意識による調和の関係に目覚めて シナヤカな環境を創造して...
揺らぎの詩の物語 わたりむつこ リブリオ こびと版の猿の惑星 人間が自ら自滅を招いた最終戦争で 生き残ったワズカな人間が生まれ故郷に帰り着き その本末転倒した無益な体験で 知識に溺れた唯物社会の愚かさに気付き 視野を広げた意識による調和の関係に目覚めて シナヤカな環境を創造していく話
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