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おばあちゃん 現代の翻訳文学
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 偕成社 |
発売年月日 | 1979/02/09 |
JAN | 9784037260705 |
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読みたい本と読むべき本。私にとって2種類ある。本来、好きに読みたいものを読めばいいのに、読んでいて面白くない本を、わざわざ自分に義務を課して読むなんてアホみたいだなぁとよく思う。だけど、自分の中にある不安などに対処するために、読んでいるのだと思う。 しかし、この本を読み終え...
読みたい本と読むべき本。私にとって2種類ある。本来、好きに読みたいものを読めばいいのに、読んでいて面白くない本を、わざわざ自分に義務を課して読むなんてアホみたいだなぁとよく思う。だけど、自分の中にある不安などに対処するために、読んでいるのだと思う。 しかし、この本を読み終えて、この作家さんの本は、積極的に読むべき本だと、そして、同時に読みたい本でもあると、今までで一番強く思った。 67歳の老女が、5歳の男の子の孫、カレを引き取ることになった。両親は交通事故で亡くなり、面倒を見る人がいなくなったからだ。そして孫のカレが10歳の誕生日を迎える日までを描いている。 ○さぁ、わたしはあの子をひきとってしまった。一人前になるまで、少なくともまだ12 、3年はかかる子供をこの年よりばあさんがひきとるなんて、狂気の沙汰なんだが。(略)さぁ、元気を出して、自分が年よりだなどと思わないことにしよう。私とカレと、力を合わせれば、何とかやっていけるに違いない。 おばあちゃんと孫が2人で協力しあって生活していく中で、おばあちゃんは孫が自分にとって何よりの薬だと、生きがいだと度々思う。カレの方も、次第に、大好きなおばあちゃんが元気でお世話をしてくれるのは永遠じゃないと気づき、しっかりとしようという意識を持ち始め、おばあちゃんを支えられるように成長していく。 ○「お帰り、おばあちゃん!」と赤いクレヨンで書いて玄関のドアに張り紙をする。おばあちゃんが退院してくる。張り紙をとても喜んだ。そしておばあちゃんがカレをではなく、カレがおばあちゃんを両手に抱きしめた。そんなことははじめてだった。 二人の生活のあれこれが描かれたあと、それぞれの章末に、おばあちゃんの独白が少し書かれている。もっとこうすれば良かった、とか、孫の存在がどれほど大切か、など。子供を育てるものならば、誰しもが直面する悩みだったり、想いだったりが書かれていて、育てる大人の方も、子供に育てられて成長していく様がとてもよくわかる。 訳者あとがきで、作者のヘルトリングが子どもの本を書くときに心すること五点が紹介されていた。非常に真摯に厳格に児童書を書くことに向き合っているのが伝わってきた。 孫に取り入ろうとするのでもなく、自然な自分も見せて、愛情深く接するおばあちゃんの生き様が心に響きます。この作者の他の本も絶対に読もうと思う。
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