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捨てられるホワイトカラー 格差社会アメリカで仕事を探すということ
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捨てられるホワイトカラー 格差社会アメリカで仕事を探すということ

バーバラエーレンライク【著】, 曽田和子【訳】

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捨てられるホワイトカラー 格差社会アメリカで仕事を探すということ

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 東洋経済新報社
発売年月日 2007/10/04
JAN 9784492260852

捨てられるホワイトカラー

¥110

商品レビュー

3

12件のお客様レビュー

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2022/06/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ジャーナリストが失業者のふりをしての就職活動の体験記。就活コーチ代が電話30分100ドルとか。研修とか。それでも、仕事のオファーがあったのは、生命保険のセールスなど。むしろ、アメリカでの失業者向けの就活ビジネスの実態か。

Posted by ブクログ

2018/10/08

タイトルと内容にはかなりのズレがある。 本書は、社会の底辺ともいえるような職業を実際に体験し、ワーキングプアの実態について書いたニッケルド&ダイムドで一躍有名になった著者が、同じくホワイトカラーの転職活動を実体験するルポである。 転職のためのコンサルやコーチングを雇い、転職説明...

タイトルと内容にはかなりのズレがある。 本書は、社会の底辺ともいえるような職業を実際に体験し、ワーキングプアの実態について書いたニッケルド&ダイムドで一躍有名になった著者が、同じくホワイトカラーの転職活動を実体験するルポである。 転職のためのコンサルやコーチングを雇い、転職説明会やネットワーキングなどを通じて職探しを行う過程を書いている。しかし、ここで書かれているのはホワイトカラーとはいえども、肉体労働をしていないだけで、結局は社会の低層で生き残るための仕事をしている人達であり、ターゲットとした職種、例えば化粧品や保険の販売代理店などのような職種である。著者は果敢にもエグゼクティブ待遇のPR専門職を目指して活動していたが、彼女の経歴でそのような地位にいきなりつける訳もないのは当然である。 書中に、著者が職探しイベントで出会う同様の人達について描かれているが、正直冴えない人達ばかりである。身を粉にして働いてもその苦労に見合った報酬を得られない人達がいる一方で、巨額の報酬を得ているホワイトカラーは依然として多いのはアメリカ社会の特徴である。 ただ、問題提起として注目したいのは、企業のトップエグゼクティブのような人達は、ダウンサイジングだのアウトソーシングなどといって、他人から仕事を取り上げることでストックオプションなどを通じて収入を増やすことができるという社会の姿は正しくないという指摘である。 株主資本主義は、経済学でいうところの資源の最適配分のためには優れたシステムであるものの、そもそも人間のためにある経済活動が人間のためになっていない可能性がある。しかしながら、チャーチルがかつて言ったように、このシステムはこの世で最悪の社会システムである、但し他の全ての社会システムを除いて。。。と。 常に変化し続ける、社会の趨勢に対して自らが適応していくことでのみ自らの身を守ることができるということだ。 確かに、アメリカは超格差社会であり、それはますます加速しているはずだが、

Posted by ブクログ

2011/10/01

前作でブルーカラーの労働実態を、実際に清掃員やウォルマート従業員をやって描いた著者が、今度はホワイトカラーとして企業に就職し、その実態をルポしよう、という企画。欝なときに読むのはお勧めしません。(この企画の中でであったキャリアコンサルタントたちの説くポジティブシンキングに嫌気が刺...

前作でブルーカラーの労働実態を、実際に清掃員やウォルマート従業員をやって描いた著者が、今度はホワイトカラーとして企業に就職し、その実態をルポしよう、という企画。欝なときに読むのはお勧めしません。(この企画の中でであったキャリアコンサルタントたちの説くポジティブシンキングに嫌気が刺して次作「ポジティブ病の国アメリカ」を書くことになったんだろうな) 景気が上向こうが、会社が莫大な利益をあげようが、レイオフ(またはアウトソーシング)は止まらない、という中で、ホワイトカラーはどうしているのか。 「計画は至極簡単だ。仕事を見つけること。健康保険には入れて、5万ドルほどの年収が得られて、安定した中流の生活ができるような、最低限ホワイトカラーの職場といえる『いい』仕事を見つけること」 著者は神経科学でPhDを取った後ジャーナリストとして活動している中年女性。茂木健一郎とかがアメリカでは履歴書に年齢は書かないことになっている!年齢できるのは差別だ!といってるけど、本書からは40歳を超えるとそれだけで切られる人が多いことが伝わってくる。ホワイトカラーとしての企業から見た魅力は30半ばという。(タテマエがあるっていうことは得てして実態は逆だよね) 「というわけで、このほぼ七ヵ月間で、イメージを改善し、高額の料金を払って緻密な履歴書を完成させ、その後また改良し、四都市でネットワーキングをして、就職活動を展開してきた結果、二箇所から採用の申し出を受けた。AFLACとメアリーケイだ。だが、それは仕事ではなかった。給料も、特典も、職場もない。~略~不動産業も、FC加盟店も、委託販売も、リスクをおうのは働く側だけではないか。前もってお金を払い、何日も何週間も無休で研修を受けなければならない。そうして独り立ちすれば、今度は景気が悪くなるのではないか、表向きの雇用主が同じ地域に販売代理店やFC加盟店をどっと送り込んできて競争が激しくなるのではないかと、いつもびくびくしていなければならないのだ」 というわけで、数十万円と半年以上かけて思い描いた職につくことはできませんでしたとさ、ちゃんちゃん。しかも活動途中に出会った企業で管理職とかもやってた人たちも誰一人望みどおりの職につけていなかったとさ、という。。。 CEOも異常な高給だけど、平均在籍期間は30ヶ月にすぎない(どういう統計のとりかたかは疑問だが、短いのは確かだろう)。労働市場の流動性って言うと聞こえはいいし、プラスの面もあるのだろうけど、熟練労働者ってのが存在しなくなるんじゃないかという素朴な疑問が湧いてきた。

Posted by ブクログ

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