身代わり人形のラブソング バレリーナ事件簿 フォア文庫

名木田恵子【作】, 三村久美子【画】

• 販売会社／発売会社: 岩崎書店
• 発売年月日: 2007/09/18
• JAN: 9784265063864

商品レビュー

2014/12/18

シリーズ４
文化祭で「コッペリア」が演じられることになり、AJM出身の宝塚スターちひろ悠がオーディション審査にやってくる。
舞はスペイン人形の役を踊ることになるが、その自主練習の当日に「どうしても会いたい人がいる」と聖良に身代わりを押し付ける。
良美と？と気持ちが揺れる聖良。
ジョシュアは何時の間にか聖良の更なる「愛の証」を得て、月の形に関係なく現れるように。
同時に聖良にジョシュアから離れるように囁く声が聞こえてきて。
とうとう舞台に立った聖良。
ダンサー天野喬士が近づいてきて、聖良の鍛えた体は目に付くようになってきた。

「コッペリア」をなぞって。
操られているの？操っているのは誰？

前回の拒食症のアコもだけれど、成長期で体型が大きく変化する女の子たち。バレエを観てるとみんなホッソリとしているけど、体型であきらめて行く子も多いんだろうな。
このシリーズではそんな挫折した女の子も違う道でしっかり歩いていて頼もしい。
そして、このシリーズを読むと有名なバレエ作品がすんなりと頭に入ってくる。解説も嬉しい。